興収361億円突破の『鬼滅の刃』が首位を奪還!『夏目友人帳』が2作続けてのトップ10入り
センター試験に代わる形で新たに大学入学共通テストが導入、実施された1月16・17日の週末映画動員ランキング。先週2位だった『鬼滅の刃』が再び首位を奪還した。
『鬼滅の刃』が『銀魂』を抑え、再び首位に!
土日2日間で動員12万3000人、興収2億300万円をあげて1位となった『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。累計では動員2644万人、興収361億円を突破し、歴代1位の記録更新を続けている。初登場1位でスタートした『銀魂 THE FINAL』は動員10万6000人、興収1億5100万円で2位となり、累計では動員60万人、興収8億円を記録している。
このほか既存作品では、動員6万7000人、興収9700万円をあげた『映画 えんとつ町のプペル』が3位となり、先週の4位からワンランクアップ。累計は動員103万人、興収14億円という数字に。4位の『新解釈・三國志』は、累計で動員267万人、興収35億円を突破している。
『夏目友人帳』の劇場版第2作が前作に続きトップ10入り
新作から唯一トップ10にランクインし、7位となったのが『夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者』。累計発行部数1400万部を超える緑川ゆきの代表作「夏目友人帳」を原作とする劇場アニメで、2008年から放送されたテレビシリーズは第6期まで制作され、深夜アニメとしてはほかに類を見ないロングシリーズとなっている。本作は、ファンに人気の短編エピソード「石起こし」と「怪しき来訪者」をオムニバス形式で映像化したものになる。
2018年に公開された劇場版第1作『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』は初登場1位を記録しており、2作続けてのトップ10入りを達成している。
ちなみに、この時は台風24号が日本列島を縦断したタイミングで、東京都内では交通機関が運休するところも。さらに、全国136館と決して上映規模は大きくないものの、土日2日間で動員11万7000人、興収1億7200万円をあげており、作品の根強い人気ぶりを証明していた。
今週末の公開作品には、志尊淳と岡田将生、平手友梨奈の共演で同名のホラーミステリー漫画を実写化した『さんかく窓の外側は夜』、1979年に韓国で起きた朴正煕大統領暗殺事件を基にしたノンフィクションをイ・ビョンホン主演で映画化した『KCIA 南山の部長たち』といったタイトルが控えている。固定されつつある上位陣を崩せるのか、要注目だ!
文/サンクレイオ翼
1位 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
2位 銀魂 THE FINAL
3位 映画 えんとつ町のプペル
4位 新解釈・三國志
5位 劇場版ポケットモンスター ココ
6位 約束のネバーランド
7位 夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者
8位 STAND BY ME ドラえもん 2
9位 新感染半島 ファイナル・ステージ
10位 劇場版「美少女戦士セーラームーン Eternal」《前編》
※興行通信社調べ