コロナ禍でメンタルに効く!心理療法士の専門家おすすめの映画10選
新型コロナウイルスの第3波が日本を襲い、各国でも感染爆発が続くという暗いニュースが世界中に蔓延。人々の心にも暗い影を落としている。
感染爆発が落ち着きを見せているものの、3回目のロックダウン下にあるイギリスでも、メンタルに支障をきたす人が確実に増えているなかで、昨年のロックダウン下で、映画に救われた人も多かったとか。
「好きな映画を観ると、かなり気持ちが上がります」と「Metro」に語る英国の心理療法士でメンタルヘルスケアの専門家が、映画館に行かれずとも家で鑑賞すると気持ちを上げてくれたり安らぎを与えてくれるなど、メンタルに効果的な10本の映画を紹介している。
ディズニープラスで独占配信中の『ソウルフル・ワールド』は、とにかく観ていて心地いい作品。また、第一弾が公開されたのはいまから20年も前になるが「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ3部作もタイムレスで純粋な現実逃避には最適。SF映画『世界侵略:ロサンゼルス決戦』(11)は、逆境に打ち勝つというテーマが、いまのコロナ禍にピッタリだとか。
また、先日ワクチンを接種したアーノルド・シュワルツェネッガーの『ターミネーター』(84)は、ほんの一瞬だが困難から救われた気分に、「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズなどのロマンティック・コメディは、すさんだ気持ちを吹き飛ばし、また、観ても論争にならないリラックスムービーとして、特にいまおすすめのジャンルだという。
アリシア・シルバーストーンをスターダムに押し上げた『クルーレス』(95)は、単純に笑顔にしてくれる作品。クリストファー・ノーラン監督作『インセプション』(10)は、鑑賞中はコロナのことに考えが及ばなくなるほど集中できる映画。マット・デイモン主演の『オデッセイ』(15)は、火星に一人取り残されるという難局をいかに克服するかを見せてくれる映画、『ヘアスプレー』(07)は、明るくカラフルでまさに心のビタミン剤のようなミュージカル映画。そして「アベンジャーズ」シリーズは、ヒーローが私たちを危機から救い、気持ちを上げてくれる作品だそうだ。
「映画の中では、人間としての感情や経験を保ちつつ、我々を現実から引き離し、苦悩を解決する方法を見つけ出すことが許されることで、気持ちが楽になったり前向きな気持ちになったり、自信につながるケースもある」という理由で、おすすめなのだとか。国や人種は違えども、心の状態や性格によって、これらの映画を観ると気持ちが明るくなったり気持ちを上げてくれるという意味では共通点がありそう。人と会わずに同じ映画を観て、リモートで感想を述べあったりすることも、つながっている感が増しそうだ。
文/JUNKO