藤井道人監督、上白石萌歌の特別賞も!「リモートフィルムコンテスト」受賞作決定

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藤井道人監督、上白石萌歌の特別賞も!「リモートフィルムコンテスト」受賞作決定

<受賞作へのコメント>

グランプリ『viewers:1』小林洋介・針谷大吾
●広屋佑規(劇団ノーミーツ)

「リモートという定義の中で“こう来るか!“と作品の世界観に驚かされました。リモートでありながら、あえて一人撮影、ロケに挑戦する試みも面白かったですし、そこにVFXを加えてその世界を表現するアイデアも力強かった。審査員満場一致での選出でした」

藤井道人賞『NEGOTIATOR ネゴシエーター』Miles Takeo Lobo
●藤井道人(映画監督)

「一部屋という狭い世界観での物語ではあるものの、ルックからカット割り、音まで非常に高いクオリティで制作されていました。インドにお住いのようなので、いつか直接お会いできることを楽しみにしております。僕も頑張ります」

上白石萌歌賞『The Same Rain』鈴木士
●上白石萌歌(女優)

「リモートツールは距離を感じさせないようにするための手段だと思いますが、その距離を利用して作品をつくるという切り口に新しさを感じました。また、歌や音楽の力を感じて清々しくなりました。いつか音楽や映像作品でご一緒させていただきたいです」

ROBOT賞『生きてるから』上本真央
●古屋厚(ROBOTプロデューサー)

「リモートでの制作環境や短い尺の中に絞り込んだ登場人物とシチュエーションが秀逸でした。キーアイテムとなる小説や主人公の表情など敢えて表現を抑えたことで主人公の置かれた環境など視聴者によって多様な受け取り方ができ、広がりを持つ作品という点で選ばせていただきました」

劇団ノーミーツ賞『リモート除霊サービス【リモジョ】』宗像璃比
●林健太郎(劇団ノーミーツ、東宝プロデューサー)

「このご時世になり、滅入ることも多くなったなか、純粋に大笑いしました。これぞ、リモートならではのアイデア。これからもリモートに限らず、たくさんの人に愛される作品を作り続けて下さい!」

<審査全体の講評コメント>

●藤井道人

「時代によって後押しされた自由さが、リモートフィルムにはあるんだなと再認識させていただきました。日々刻刻と変わりゆくなかで、自分自身がどのような作品を前向きに撮ればいいか、分からなくなる時もある。ただ、そんな自分を鼓舞して、いままでと変わらず丁寧に作品作りを続けたらと思っています」

●上白石萌歌

「充実した時間であっという間でした。それぞれのプロフェッショナルの方々と色々な観点で議論が出来て非常にタメになりました。リモート環境で撮影をするというのは孤独な作業だと思います。その中で作品を届けようとするその底力に触れて、私自身も熱量を忘れずに初心に戻ろうと思いました。
いつ撮影が出来るか分からないですし、この環境下でエンタメという定義もどんどん変化していくと思いますが、自分ができること、お芝居をやっていきたいと思いました」

●古屋厚

「お一人で圧倒的熱量をもって作り上げた作品、リモートという環境でありながら大勢で作り上げた作品、両方を見られたことが非常にいい経験になりました。今回の応募者の中で映像をお仕事にされている方は少ないかもしれませんが、新しい切り口がどの作品にもあり、選考は非常に悩みました。各受賞した監督とは機会があれば是非お仕事をご一緒させていただきたいです」

●広屋佑規(劇団ノーミーツ)

「劇団ノーミーツも共催として参加させていただき、どんなリモート作品が集まるのか楽しみにしていましたが、これだけ幅広い作品がそろったこと自体が希望だと感じました。Zoom以外の手法を用いたリモートの可能性を追求する作品も印象的でしたし、コロナ禍といった限られた状況であっても、私達は新たな表現を見つけることができるのだと、改めて再認識しました」

●林健太郎

「リモート、140秒というかなりハードな制約に対して、逆手にとって楽しんでやろうという姿勢をどの作品からも感じ、一制作者として刺激を貰えました。この時代になってネガティブなニュースであふれかえっているいま、エンターテインメントが担うものの大きさは日に日に大きくなってきていると思う。だからこそ、制約や逆境にも負けない、目の前の一人の心を動かす強い作品が生まれるべきだし、自分もつくりたいと思っています」

●上野裕平(東宝プロデューサー)

「緊急事態宣言になり不要不急と言われていたエンターテインメントですが、蓋を開けると多くの人に必要とされていることが分かり、勇気をもらいました。今回、前向きな作品が凄く多かったことが、まず嬉しかったです。こういう状況下でも頑張ろう、と思えるメッセージ性の強い作品も多かったです。
自分自身も今後、グランプリ作品のように、こういう状況でも”その手があったか”と思える、膝を打つアイデアを探していきたいです。」

文/サンクレイオ翼

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