菅⽥将暉、杏、岡⽥将⽣、⽥代輝、斎藤⼯、吉⽥鋼太郎で日本版『CUBE』始動!
<キャスト&スタッフコメント>
●菅⽥将暉(後藤裕⼀役)
「この場所がなんなのか。⾃分は、何者なのか。⽴ちはだかる理不尽を前になんの為に⽣きるのか。こんなにしんどいのに何故⽣きるのか。なにが、怖いのか。僕らはなにと戦っているのか。もっと楽な道はないのか。そこで笑っている君は幸せなのか。撮影しながらも頭の中には疑問だらけでした。映画というよりは演劇的空間の中で、ともに過ごした演者のみなさんとは奇妙な連帯感がいつしか芽⽣えていました。こんな映画です、とカテゴライズするのはとても難しいです。実験的なエンターテインメントを楽しんでもらえたらなによりです」
●杏(甲斐⿇⼦役)
「あの名作に参加できるのだ︕ととても嬉しく思いました。CUBEのスタジオセットを⽬にしたときに、感動したとともに、これは⼤変だ、とも思いました。⼀つの空間の中で作り上げることはとても⼤きな挑戦になりました。現場に参加していても、完成はどうなるのか実際には⾒られていません。閉じ込められた数⼈の男⼥がどのように⽴ち向かっていくのか、それぞれのドラマを⾒ていただければと思います」
●岡⽥将⽣ (越智真司役)
「ほんとに楽しかったです。こんな素敵な⽅々と⼀緒に映画を作れて幸せでした。CUBEの空間は異様で、あのセットも僕たち同様にキャストでした。⾊々な想像をさせてくれてお芝居の⼿助けをたくさんいただきました。クランクアップをした時は本当に脱出した感覚でしたし、この映画を⾒てくれる⽅も映画館から脱出する感覚で⾒てもらえる作品なのではと思います」
●⽥代輝(宇野千陽役)
「出演が決定した時は、喜びと同時に不安もありましたが、監督をはじめ、⼤先輩の共演者の⽅々、スタッフの皆様に⽀えられて、なんとか撮影を終えることができました。すべてが衝撃的な内容になっていると思うので、僕⾃⾝公開が楽しみです︕」
●斎藤⼯(井⼿寛役)
「20年以上前に劇場(CUBE)で喰らったカナダ映画。ヴィンチェンゾ・ナタリの『CUBE』と⾔う衝撃。そこから今⽇まで様々な展開がなされて来た『CUBE』と⾔う映画的ソース。コロナ禍の中、世界中が家と⾔う"CUBE"にステイホーム、巣ごもりを余儀なくされた今こそ。そして清⽔康彦監督の⼿によってこの『CUBE』の正体、核⼼に迫れる作品になるのではないかと必然を感じています」
●吉⽥鋼太郎(安東和正役)
「先ず、才能にあふれた5⼈の共演者の⽅々とご⼀緒できた事が何よりの幸せであり刺激でした。しかも逃げ場の無い密室での⻑時間の緊張感みなぎる駆け引きは、これまでの俳優⼈⽣においても初めての経験であり、得難い体験をさせて貰いました。共演者の⽅々、監督始め全てのスタッフに感謝したいです。さて、あの密室で、あの閉塞感の中で繰り広げられた僕達の演技がスクリーンの上にどのように映し出されるのか、本当に楽しみです。観客の皆さんと⼀緒にワクワクしながら上映を待ちたいと思います︕」
●清⽔康彦(監督)
「CUBEがもたらす圧倒的秩序には誰も抗えない。本作を作る我々もCUBEに⼊ったようなものでした。(同じ場所でずっと撮影しましたから)そして、⾃分⾃⾝と向き合うことになる。⼰という深淵に潜むのは、希望か絶望か。まもなく、あなたもCUBEの中。いや、既に中に⼊っているのかもしれません」
●製作陣(スタッフ)
「(企画意図について)シンプルな設定から⽣まれる極上のサスペンスと究極の⼈間ドラマ。カナダ発のスリリングな『CUBE』の世界観と精神を忠実に守りながら、それを様々な苦難を乗り越えてきた⽇本⼈に反映させたらどうなるだろうか︖それが企画の原点でした。『⾃分』がさらけだされる空間で、どんなぶつかり合いと気づきが⽣まれるのか、⽇本でこの『⼈間』と『⼈間性』のサバイバル・ストーリーをリメイクする意味を模索しながら、作品を作り上げています。登場⼈物たちと共に『CUBE』に思いきり翻弄される映像体験を是⾮ご期待ください︕
(キャスティング理由について)メインキャストは年齢も性別もバラバラな6名のみ、と考えた時に、各世代を代表するような⽅々をこの空間に集結させたい、という想いがありました。それぞれが唯⼀無⼆の存在でありつつ、どこかにいそうでもある。特にストーリーの主軸となっていく後藤という役には、『いま』をリアルに体現してもらう必要があり、真っ先に思いついたのが菅⽥将暉さんでした。お互いに共演歴がありつつも、意外性と新鮮さを感じられる組み合わせとなった超豪華なドリームチームがそろい、しびれるようなぶつかりあいを繰り広げていただいています」
文/足立美由紀