調布ロケの仕掛け人たちに聞く『花束みたいな恋をした』の撮影秘話!「嘘や作りものと感じない映画にしたい」
「ロケ地や実際のシーンを紹介するパネルを置いた展示ブースも作っています」(山口)
――拡散されて盛り上がるのは、映画が公開されてからが理想ですよね。そして今回、映画もヒットし(週末映画動員ランキングで2週連続1位)、ロケ地も注目され話題になっています。
土井「映画のヒットが、撮影に協力していただいた方たちへ感謝の気持ちを伝えるのに、一番わかりやすい方法です。今回のような鼎談ができるのも、ヒットしたおかげですしね」
――ロケ地に関するお問い合わせも多いのではないでしょうか?
山口「調布市でロケ地マップを作成したのですが、全国からたくさんのお問い合わせが来ています。いまはコロナ禍で現地に行けないので、ロケ地マップだけ送ってくださいという声が本当に多くてありがたいです。私が所属する(調布市)産業振興課では、ロケ地や実際のシーンを紹介するパネルを置いた展示ブースも作っています。メディアにもたくさん取り上げていただき、うれしい限りです!」
――特にお問い合わせが多いスポットはありますか?
山口「サイクリングロードを含めた多摩川沿いと、麦と絹のキスシーンが撮影された御塔坂橋交差点の横断歩道です。公園がすぐそばにあるので、そこにパネルを設置しています」
土井「あのキスシーンは撮影するなかでも重要課題の一つで、信号が“夜間押しボタン式”であるということに、絶対に嘘をつけないと考えていた場所です。映画を観てロケ地を訪れた方が、『押しボタンじゃない!』とならないように、正直に取り組んだ一つの結果があのシーンです」
山口「お問い合わせをいただくのは、キャストのファンで女性が多いかなという印象がありますが、幅広い年齢の方からもお問い合わせいただいてます。調布の映画館に足を運んだ際には、ファミリーの方も多いなという印象を受けました。映画を観たあとに、窓口にお問い合わせに来るという方も大勢いらっしゃいます」
遠藤「若い人だけじゃなく、幅広く観ていただけるのはうれしいですね」
土井「ありがたいです」
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