吉永小百合主演作『いのちの停車場』村治佳織&小椋佳が“かけがえのない命”への思いを楽曲に込める!

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吉永小百合主演作『いのちの停車場』村治佳織&小椋佳が“かけがえのない命”への思いを楽曲に込める!

作家で現役医師の南杏子原作による同名小説を、吉永小百合主演で実写化した『いのちの停車場』(5月21日公開)。このたび同作より楽曲情報が解禁。エンディングテーマの作曲を村治佳織、応援歌の作詞を小椋佳が書き下ろしたことが発表された。

【写真を見る】村治、小椋の書き下ろし曲を収録したオリジナルサウンドトラックは5月19日発売
【写真を見る】村治、小椋の書き下ろし曲を収録したオリジナルサウンドトラックは5月19日発売[c]2021「いのちの停車場」製作委員会

在宅医療を行う医師とその周囲の人々の姿を描いた本作では、主人公の咲和子を吉永が演じるほか、松坂桃李、広瀬すず、南野陽子、泉谷しげる、石田ゆり子、西田敏行ら日本映画界を牽引する実力派がたちの共演で“いのち”の尊さを映し出す。

このたび解禁となった2曲は、それぞれ音楽業界で活躍を見せる2人が担当。女声ヴォーカリーズによるエンディングテーマを作曲したのは、幼少のころより数々の賞を受賞してきたクラシックギタリストの村治。吉永のライフワークでもある原爆詩の朗読CDのギター演奏で参加した縁をきっかけに、今では吉永と姉妹のように関わりが深いという村治が、音楽人生初となる本格的な作曲での楽曲提供に挑戦した。

応援歌「いのちの停車場」の作詞を務めた小椋佳
応援歌「いのちの停車場」の作詞を務めた小椋佳[c]2021「いのちの停車場」製作委員会

さらに、本作の製作総指揮を務め、昨年亡くなった東映グループ元会長の岡田裕介じゃ、この楽曲に心躍らせ「エンディングとしては歌詞のない女声ヴォーカリーズを採用し、それに歌詞を付けて製作できないか」と提案。岡田と旧知の仲で、梅沢富美男の「夢芝居」、美空ひばりの「愛燦燦」などの名曲を手掛けてきた小椋が、その思いを受け止め楽曲制作への参加を快諾。映画と同タイトルの応援歌「いのちの停車場」が完成した。


完成した楽曲へ吉永も「『いのちの停車場』が厳しい状況のなかで懸命に生きている方たちに寄り添う作品になりましたら、大変嬉しいです」と喜びのコメントを寄せている。“かけがえのないひとつひとつの命”というテーマのもと、名アーティストたちによって生み落とされた楽曲が包み込む、命の物語の行方を見届けたい。

■応援歌「いのちの停車場」
作詞:小椋佳 作曲:村治佳織

生まれてきたこと それは一つの奇跡
命を授かり 慈しみ受け
健やかに育てられて
殊更 際立つ事もないけれど
あれこれ こつこつとした暮らしの営みの中の
喜びや 悲しみの それぞれを愛しみ
生きて いること感じ
停車場は命のまほろば ひととき 安らぎの場
生きてきた道を はるばると振り返り
これからの道を 遠く地平まで
目を細めて見晴るかす
停車場 いつでも一生懸命
であれと 素朴な志旗影高く掲げ
名も知れず 細やかな 営みを重ねる
そこに 真実の価値
命の輝きを感じる 名も無い 命一つの重さを
敢えて 諭す停車場
人生の長い旅すがら 一息
停車場は命を 見直す場所
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