煉獄さん、“⽇本アカデミー賞の男”に。劇場版「鬼滅の刃」が⽇本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞受賞

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煉獄さん、“⽇本アカデミー賞の男”に。劇場版「鬼滅の刃」が⽇本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞受賞

第44回⽇本アカデミー賞の授賞式が3月19日にグランドプリンスホテル新高輪で行われ、最優秀アニメーション作品賞は『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』に輝いた。

吾峠呼世晴の人気漫画を原作としたテレビアニメ「鬼滅の刃」の劇場版となる本作。主人公の少年、炭治郎が、鬼に変貌した妹の禰豆子を人間に戻すため“鬼殺隊”に入り、鬼狩りの道を歩んでいく姿を描く物語で、劇場版ではテレビアニメの最終話からつながるストーリーが展開。国内映画の歴代の興行収入ランキング1位の記録を更新し続けるなど、社会現象を巻き起こしている。3月15日発表の数字では、累計の動員は2800万人、興収は386億円を突破している(興行通信社調べ)。


本作の興行収入が300億円を突破した際には、劇中で激戦を繰り広げる重要キャラクターの煉獄が“300億の男”と呼ばれた。今回の受賞で、煉獄が“日本アカデミー賞の男”にもなった形だ。ブロンズを受け取ったのは、アニプレックス代表取締役の岩上敦宏。「竈門炭治郎や煉獄杏寿郎といったキャラクターたちに、アニメとして命を吹き込んでくれたすべてのアニメスタッフの皆さん。この作品の原点である漫画を描かれた吾峠呼世晴先生にも感謝を申し上げたい」と語った。

ほかに優秀アニメーション作品賞を受賞したのは、『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『映画 えんとつ町のプペル』『ジョゼと虎と魚たち』『STAND BY ME ドラえもん 2』。

文/成田 おり枝

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