高畑充希「願い事が叶った」岩田剛典らフレッシュな面々が新人俳優賞の喜び語る
第40回日本アカデミー賞授賞式が3月3日にグランドプリンスホテル新高輪で開催され、新人俳優賞を受賞した杉咲花、高畑充希、橋本環奈、岩田剛典、坂口健太郎、佐久本宝、千葉雄大、真剣佑が登壇。日本映画界期待のフレッシュな面々が喜びを語った。
プレゼンターを務めたのは、二宮和也。『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』の岩田は「心から幸せです。これからもこの賞に見合う表現者に成長していけるよう、頑張っていきます」とさらなる飛躍を誓った。三代目J Soul BrothersでEXILEのメンバーでもある岩田だが、純愛映画に出たことで「散々、メンバーにいじられた」とのこと。「ガンちゃんが『植物図鑑』をやるなら、俺『筋肉図鑑』をやるよと言った人もいる」と告白して会場の笑いを誘う一幕もあった。
『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』にて、岩田の相手役となったのが高畑だ。高畑は「初めて主演をさせていただいた映画。大切な映画で、こうして(岩田と)並んでこの素敵な賞を受賞できてとても幸せ」とにっこり。母親から「有言実行、おめでとう」とのメールをもらったそうで、「物心ついたくらいの頃にテレビでアカデミー賞を見ながら、『私はこのレッドカーペットを将来歩く!』って言ったらしいんです。そんな願い事を叶えることができてとても幸せ」と小さな頃からの夢が叶ったことも明かしていた。
強い意志を語ったのが、『セーラー服と機関銃 -卒業-』の橋本。「この賞を励みにして、謙虚に、誠実に、映画界と演技の道に人生を捧げる覚悟で、これからも精進していきたい」とまっすぐな眼差しを見せると、会場からも大きな拍手が上がっていた。
『64-ロクヨン- 前編』『64-ロクヨン- 後編』の坂口は「新人賞は一度しかない賞」と重みを噛み締め、「映画が好きで、お芝居をしてみたいという思いがあった」と道のりを振り返った。共演した佐藤浩市が会場にいたが、「浩市さんがいろいろなものと戦っている姿を間近で見ることができた。財産になりました。浩市さんが『ぶつかって来い』と言ってくださったからできた。ありがとうございました」と熱い感謝の言葉を送っていた。【取材・文/成田おり枝】