神々が集う出雲が舞台の映画『神在月のこども』…miwaが手掛けた主題歌を通じて実感した“つながり”の大切さ
映画やテレビドラマに撮影可能なロケ地の情報を提供し、案内、調整も行う組織「東京ロケーションボックス」は、映像作品を通して東京の魅力を国内外に発信しながら、ロケ撮影で地域活性化を図ることを目的としている。実際にサポートを受けた映像作品にフォーカスするこの企画。今回は、島根・出雲を舞台にしたアニメーション映画『神在月のこども』がふたたび登場。いよいよ今年の秋に公開が迫る本作より、同県出身のプロデューサーの言葉と共に、制作を通じて実感した“つながり”の大切さを紹介していきたい。
日本という島国の根にある“ご縁”の価値観をアニメーションとして映像化
出雲では、日本各地で“神無月(かんなづき)”と呼ばれる10月を、“神在月(かみありづき)”と呼称している。その理由は、全国津々浦々の神々が出雲に集い、翌年の“縁”を結ぶ会議を行うという言い伝えがあるからだ。本作はこの由縁を題材とし、人々と神々、各地と出雲、そして、この島国の根と読む場所にある“ご縁”という価値観をアニメーションとして映像化する。
主人公は、母を亡くしたことで、大好きだった“走ること”と向き合えなくなった少女カンナ。ある日、絶望の淵にいる彼女が母の形見に触れたことで、運命の歯車が回り始める。突如として現れた神の使いの兎、シロにいざなわれ、出雲へ向かうカンナ。その前に立ちはだかる鬼の少年、夜叉や八百万の神々と出会いながら、彼女は出雲を目指して走りだす。
カンナを演じるのは、河瀨直美監督の『朝が来る』(20)に出演し、第44回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞し、5月よりスタートするNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」への出演も控える蒔田彩珠。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの真希波・マリ・イラストリアス、「鬼滅の刃」の珠世といった人気キャラクターを演じ続ける坂本真綾がシロ役を務めるほか、『千と千尋の神隠し』(01)のハク、『聲の形』(16)の石田将也などを演じてきた入野自由も夜叉役で出演する。
さらに、出雲を治める神・大国主役に神谷明、カンナの幼少期を音楽ユニット「Foorin」のメンバーとしても活躍する新津ちせが演じることも決定。カンナの同級生であるミキ役には、2019年放送の「ココア」にてテレビドラマ初出演で初主演を務めた永瀬莉子、恵比寿天役には「名探偵コナン」の目暮警部や「サザエさん」の波平役などの国民的キャラクターを演じる茶風林、龍神役には「真田丸」で大河ドラマ出演も果たした高木渉がキャスティングされている。
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