豪華女優陣が魅せる…!『明日の食卓』魂を揺さぶる本予告映像&本ビジュアルが解禁
「十二歳」で第42回講談社児童文学新人賞を受賞した椰月美智子の同名小説を、菅野美穂、高畑充希、尾野真千子ら豪華女優陣の共演で映画化した『明日の食卓』(5月28日公開)。誰にでも起こり得る母と子のドラマを、『64-ロクヨン- 前編/後編』(16)や『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17)の瀬々敬久監督が社会派エンタテイメントとして描いた本作で、このたび魂を揺さぶる本予告映像と本ビジュアルが解禁となった。
子を持つ親なら誰もが直面する問題を、人間ドラマの名手である瀬々敬久監督がリアルかつサスペンスフルに描いた本作。『ジーン・ワルツ』(11)以来10年ぶりの映画主演となる菅野が、フリーライターで二人の息子を育てる石橋留美子役に挑み、高畑、尾野と共に同じ「石橋ユウ」という名前の小学5年生の息子を育てる3人の母親たちを熱演。それぞれが息子の「ユウ」を育てながらも忙しく幸せな日々を送っていたはずだったが、些細なことがきっかけで徐々にその歯車が狂っていく…。
このたび解禁となった本予告映像では、神奈川在住の仕事復帰を目指す石橋留美子(菅野)と、大阪在住のシングルマザーで息子を愛情深く育てながら懸命に生きる石橋加奈(高畑)、そして静岡在住の専業主婦の石橋あすみ(尾野)、三者三様の「石橋家」の平和な日常が描かれていく。しかし、「ある日、ひとりのユウ君が母親に殺されたー」という言葉と共に衝撃の展開へと繋がっていき、子育てや家事に非協力的な夫に対し「協力し合おうって思えないの?」と問い詰める留美子の姿や、「僕はいい子じゃない!お母さんもいいお母さんじゃない!」と叫ぶあすみの息子の優(柴崎楓雅)を捉えたカットなど、それぞれのリアルかつ魂を揺さぶられるシーンが次々と映しだされていく。
さらにあわせて解禁された本ビジュアルでは、3人の母親たちがこちらを覗き込むような構図となっており、一見、幸せな雰囲気に見えるものの、真ん中には「息子を殺したのは、私ですかー?」という衝撃的なコピーが添えられ、懸命に生きる母親たちの三者三様の運命を予感させるビジュアルとなっている。
社会や育児、そして仕事の狭間で揺れ動く女性たちの決して他人事ではない物語を、実力派女優陣と瀬々監督がタッグを組み丁寧に紡いだ渾身の一作。三つの石橋家がたどり着く運命とは…?その結末をぜひスクリーンで見届けてほしい。
文/富塚沙羅