長女ザハラが手術した際の苦労を語ったアンジェリーナ、医療業界の白人至上主義に苦言

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長女ザハラが手術した際の苦労を語ったアンジェリーナ、医療業界の白人至上主義に苦言

昨年2月に開催された英国アカデミー賞では、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)で助演男優賞を受賞したブラッド・ピットが、授賞式をドタキャン。共演者のマーゴット・ロビーが代理でブラッドからのメッセージを読み上げた。

ドタキャンの理由は謎だったが、昨年3月にアンジェリーナ・ジョリーが「Time」に寄稿した記事で、長女のザハラと次女のシャイロが手術をしていたことが明らかに。手術の内容は明らかにされていないが、エチオピアから養子に迎えた長女ザハラが複数回手術を受け、下の娘が股関節の手術を受けたと告白。その後シャイロの松葉杖姿をパパラッチされたことから、股関節の手術をしたのはシャイロで、ブラッドはその立ち合いのために授賞式をキャンセルしたことが明らかになった。

ザハラの手術や病状については現在も謎だが、このたび「Time」でアンジェリーナは、「肌の白い人だけではなく、黒や茶色い人々のためのハンドブック」と称するオンラインベースの「Mind the Gap」(英国では電車とプラットホームの隙間に注意を呼び掛けるときなどに使われる)を手掛けた、英国の非白人男性と対談。この男性も、勉強を始めた時から主に白人に向けられている医療について問題意識を持ったことから、肌の色の違いによる医療のギャップ(隙間)を埋めるべく奮闘しているが、長男のマドックスをカンボジアから、次男のパックスをベトナムから迎えているアンジェリーナも当時を振り返り、白人に向けられている医療体制に疑問を呈している。


「ザハラが手術をした際に、看護婦さんが『肌がピンクになったら電話してください』と言ったんです。でも、私には様々なバックグラウンドを持つ子どもたちがいます。発疹といっても、肌の色によって全く違うんです。でもどの医療記録を見ても、常に白人に向けたものなので、メディカルアドバイスをもらってもなかなか適用できませんでした」と当時の苦労を振り返り、医療業界の白人至上主義にもメスを入れたようだと報じられている。

文/JUNKO

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