韓国ドラマ「キングダム」前日譚に、戦慄の三部作ホラーまで!7月のNetflix注目作をチェック
おうちで“好きな時に好きなデバイスで観られる”動画配信(VOD)サービスNetflix。映画やドラマ、ドキュメンタリーまで、オリジナルコンテンツを多数そろえた豊富なラインナップの中から、7月から配信スタートとなった注目作をご紹介!
夏といえばやっぱり恐怖作品…戦慄のホラーで涼もう!
ホラー映画で涼みたい人にうってつけの作品が7月はずらり。なかでも注目したいのは、7月2日から9日、16日(金)と3週連続で配信される「フィアー・ストリート」三部作だ。「グースバンプス」シリーズなどで知られるR・L・スタインの小説を『ハネムーン』(14)で頭角を現した新鋭の女性監督リー・ジャニアクが全3作でメガホンをとり映画化している。
何世紀にもわたって忌まわしい事件が起きる呪われた町シェイディサイドを舞台に、過去へと遡りながらその呪いの起源が明かされていく。1作目では1994年を舞台に凄惨な殺人が繰り返される町にとりつく邪悪な力に高校生たちが立ち向かい、2作目では1978年に時を移し、町のキャンプ場に集まった若者たちが殺人鬼に襲われ、命懸けの戦いに巻き込まれてしまう。そして大きく時代が飛んで1666年を描く3作目で、ついに呪いの起源が明らかに…というユニークな構成だ。
「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のマックス役で知られるセイディー・シンクや、ロビン役のマヤ・ホーク、「ラブ」で主人公ミッキーを演じたジリアン・ジェイコブスなど、Netflix作品でもおなじみの役者たちが多数出演しているという点でも見逃せない作品だ。
そのほか、ゾンビ系コンテンツも充実しており、時代劇とゾンビという斬新な組み合わせが世界的な人気を集めている韓国ドラマ「キングダム」からは、前日譚となる映画『キングダム: アシンの物語』が23日(金)に配信される。
シーズン2のラストで、「生死草」の起源を探しに向かった主人公のイ・チャンとソビが出会う謎多き人物アシンにスポットを当てており、辺境の地で生きるアシンの子ども時代から、家族を失い復讐を誓う姿まで、キャラクター像を掘り下げていく内容。『猟奇的な彼女』(03)やドラマ「青い海の伝説」などで日本でも知名度の高いチョン・ジヒョンがアシンを演じている。
また14日からは、『ステイ・ホーム』(19)で脚光を集めたロベルト・デ・フェオが監督を務める、『クラシック・ホラー・ストーリー』というイタリア発のオリジナル映画が配信スタート。イタリア南部を旅していたキャンピングカーに相乗りする5人の見ず知らずの男女が、迷い込んだ不気味な森で、1人、また1人と儀式的に殺されていく“『ミッドサマー』(19)ミーツ『悪魔のいけにえ』(74)”のようなテイストとなっているようだ。
8日からは「バイオハザード: インフィニット ダークネス」も観ることができる。シリーズ累計出荷本数1億1千万本以上を超えるサバイバルホラーゲームの金字塔「バイオハザード」シリーズ初の連続CGドラマ。全4話構成で、ラクーンシティで起こった悪夢から数年後を舞台に、謎のウイルス事件の真相を追うレオンとクレアが恐ろしい陰謀にたどり着くという物語が展開していく。
各国の人気、実力派俳優が主演を務めるコンテンツも充実
23日から配信開始となる『愛しい人から最後の手紙』は、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)や『博士と彼女のセオリー』(14)などのイギリス人女優フェリシティ・ジョーンズ主演のラブストーリー。『世界一キライなあなたに』(16)など、これまで著書が何度も映像化されてきたジョジョ・モイーズの小説を映画化している。
野心に満ちたジャーナリストのエリー(ジョーンズ)は、偶然1960年代の恋文を見つけると、そこに綴られた禁断の恋の結末を突き止めるべくを調査に乗りだす。ジョーンズのほかにも、いけないとわかりつつも惹かれ合う男女に『さよなら、僕のマンハッタン』(17)のカラム・ターナーと「ダイバージェント」シリーズのシェイリーン・ウッドリーなど、注目の俳優たちが脇を固めている。
30日(金)からはベルギーが生んだ肉体派スター、ジャン=クロード・ヴァン・ダムが主演の『ザ・ラスト・マーセナリー』が配信スタート。当局を追われた伝説的なシークレット・エージェントが、国際的なテロ組織の策略によって濡れ衣を着せられてしまった息子を救うために現場復帰するアクションコメディで、ヴァン・ダムは御年60歳にもかかわらず、股割りやハイキックを披露し、健在ぶりをアピールしている。
さらにはロン毛になったり、金髪になったり、クラブでノリノリで踊ったりと、コメディならではのユーモラスな姿も予告では確認できる。ヴァン・ダムの魅力が存分に詰まっていることは間違いなさそうだ。
また2日から配信されている韓国映画『第8日の夜』には、イ・ソンミン、パク・ヘジュンといった映画やドラマでいい味を出している“いぶし銀”の2人が共演。物語は、封印から解かれた“それ”が生みだす恐怖に、人々は生き残るために立ち向かうというヒリつくようなスリラーで、緊迫感あるストーリーを支える“いい顔”を見せてくれることに期待したい。