キャスト陣が明かすアフレコ秘話&メインテーマ曲「U」にも迫る!「Making of 竜とそばかすの姫」まとめ【後編】

コラム

キャスト陣が明かすアフレコ秘話&メインテーマ曲「U」にも迫る!「Making of 竜とそばかすの姫」まとめ【後編】

メインテーマ曲「U」について常田大希らがトーク!

本作のメインテーマ曲「U」を手掛けたのは、ロックバンド、King Gnuのフロントマンでもあるmillennium paradeの常田大希。#9「Making of 竜とそばかすの姫:メインテーマが出来るまで」には、常田と彼に直接オファーしたという細田監督、「U」を歌う中村佳穂の3人による対談が収録されている。この楽曲が象徴するのは、タイトルの通り仮想世界<U>。「巨大でグローバルな世界観を表現できるのは、限られた音楽家だけ」と、常田に白羽の矢を立てた理由を監督は明言。常田もまた、中村佳穂に「日本語をグルーヴさせられるのは、この人しかいない」と称賛を惜しまない。国境や年代を区別することのない現世代の音楽アプローチに話題が向かっていく、3人の対談は聞き応え十分だ。

『竜とそばかすの姫』完成直後の細田守監督を直撃!

ラストを飾る、#10「Making of 竜とそばかすの姫:細田守×『竜とそばかすの姫』」では、作品完成直後の細田守に迫る。インタビューで監督は、構想から5年かかった本作の一番のチャレンジは、「CGでドラマを語れるのか」ということだったと話す。『サマーウォーズ』(09)から細田作品のCG部門を担ってきた映像会社デジタル・フロンティアが、細田とともにこの難題に挑んだ。際限のない試行錯誤を繰り返し、最終的にこの作品で「一つの壁を突破した」と大きな手応えを掴んだようだ。関係者向けの初号試写会で、拍手を浴びながら細田監督が、感謝を告げる姿も。「期せずしてか、こんな状況だからなのか、スケールの大きな作品となった」と振り返る監督が、安堵の表情を見せていた。

ファン垂涎の映像&資料がぎっしり詰まったメイキング動画「Making of 竜とそばかすの姫」。【前編】と併せて動画をチェックして、余すところなく細田ワールドを堪能しよう!

文/水越小夜子

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    3.9
    5909
    『バケモノの子』『未来のミライ』などの細田守監督が手掛けるアニメーション映画
    Prime Video