「自分の役割は“影武者”」小山力也が明かす、声優人生の“大恩人”と、ハリウッドスターへの深い敬意|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
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インタビュー 2021/8/25 14:00

「自分の役割は“影武者”」小山力也が明かす、声優人生の“大恩人”と、ハリウッドスターへの深い敬意

男気あふれるダンディな声で人気を博すベテラン声優の小山力也。2011年に第5回声優アワード「富山敬賞」を受賞し、「名探偵コナン」シリーズでの2代目毛利小五郎役でも知られる小山だが、ジョージ・クルーニー主演の海外ドラマ「ER」で声優デビューして以降、洋画や海外ドラマの吹替えも数多く務めてきた。最新作は『ジャングル・クルーズ』(映画館で公開中、ディズニープラス プレミア アクセスで配信中) の日本版で、ドウェイン・ジョンソン扮する主人公のフランク役を演じている。小山を直撃すると、自身の役割について「影武者です」と言うが、そこには自分が吹替える俳優陣への深いリスペクトが込められていた。

【写真を見る】あのアトラクションが見事に再現された『ジャングル・クルーズ』
【写真を見る】あのアトラクションが見事に再現された『ジャングル・クルーズ』[c]2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

タイトルどおり、東京ディズニーランドの人気のアトラクションから誕生した本作。小山が演じるフランクは観光客相手のクルーズ・ツアーの船長で、ジャングルに生息する珍しい動物や、スリルあふれる先住民の村、“滝の裏側”などの名所の数々を、ジョークを交えながらガイドをするという陽気なキャラクターだ。

お金に目がないフランクは、女性博士のリリー(エミリー・ブラント)から大金を用意すると言われ、彼女と共にアマゾンに眠る秘宝<不老不死の花>を求め、謎に包まれたジャングルの上流奥深くへ入っていく。そこで、秘宝を狙う追跡者との熾烈な争奪戦が繰り広げられていく。

――『ジャングル・クルーズ』を観て、どんな点に惹かれましたか?

「まずはアトラクションに飛び込むダイナミズム!視覚、聴覚、全身で体感できるアドベンチャー感がたっぷりです。そしてコメディ、アクション、ラブストーリー、壮大なファンタジー。最初はハラハラドキドキ!観た後は、エンタメ爆食いでお腹いっぱいになります」

――フランクとリリーの掛け合いがとても楽しかったです。演じてみていかがでしたか?

フランク(ドウェイン・ジョンソン)役の声優を務めた小山力也。ヒロイン、リリー(エミリー・ブラント)役の声は木村佳乃が担当した
フランク(ドウェイン・ジョンソン)役の声優を務めた小山力也。ヒロイン、リリー(エミリー・ブラント)役の声は木村佳乃が担当した[c]2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

「聡明で気が強くてビューティフルなレディは憧れですし、いわゆる“叱られたい”タイプかと。それでもって、フランクとしては、なんとか良いところを見せようとカッコつけて、彼女から『あら、なかなかやるのね!』と見直してほしいんです。そんな会話を楽しみました」

――物語の途中でいろんな事実が明かされていき、フランクの印象も変わっていきました。演じるうえで意識した点はありますか?

「フランクはいつも素直で、気取りもごまかしも一切ありません。ただ、秘密をなかなか言いにくいだけで心に裏がなく、誰にも公平に接します。だからそんな彼の人の良さを大事にしました。そして、やっぱり勇者でしたね。勇者は、優しいです」

――ドウェイン・ジョンソンの吹替えは『スコーピオン・キング』(02)以降、数多くの作品を担当されてきましたが、小山さんが考えるドウェインの魅力とは?

「本物の格闘家という説得力を感じます。チャンピオンはショーマンシップの極意を心得ていますから。年齢と共に、ストロングスタイルにコミカルな面もプラスされ、演じる人間の幅が広がりましたね」

――「ワイルド・スピード」シリーズのルーク・ホブス役も印象に残っていますが、ホブスの魅力についてもお聞かせください。


フランクとリリーの恋の行方は?
フランクとリリーの恋の行方は?[c]2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

「肉体に嘘が無い。一発のパンチ、一発の蹴りのリアリティが一番です。最高のファイターの魅力プラス、最近はパパとしての可愛らしさも見せてくれています。おじさんは強い、そしてパパはもっと強いんです!」

――「24 -TWENTY FOUR-」でキーファー・サザーランドが演じたジャック・バウアーも小山さんの当たり役となりましたが、ほかにもジョージ・クルーニーはもちろん、デンゼル・ワシントン、キアヌ・リーブスなど数多くの人気スターの吹替えを担当されていますが、小山さんにとって彼らは、どんな存在なのでしょうか?

「これは度々申し上げるんですが、私は影武者です。歴史に名を残す英傑の影として、時に馬上に君臨し、鉄扇を振るいます。英傑の名を汚さぬよう、心して影に命吹き込みます。コメディでは遊びますが、芯のところは揺らぎません。武将の誉れ、汚すなかれ。是、忘れまじ、ということです」

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