ザ・ローリング・ストーンズのチャーリー・ワッツ訃報に、音楽界のスターたちが哀悼の意
1963年からザ・ローリング・ストーンズのドラマーとして君臨したチャーリー・ワッツが、現地時間24日、ロンドンの病院で家族に見守られるなか静かに息を引き取った。80歳だった。
この衝撃的なニュースを、代理人の声明としてザ・ローリング・ストーンズの公式Instagramが明らかにするや否や、バンド仲間のミック・ジャガーとキース・リチャーズ、ロン・ウッドが個別に追悼。また、ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、ブライアン・アダムス、レニー・クラヴィッツ、リンゴ・スター、パティ・スミス、リアム・ギャラガー、ザ・フー、ブライアン・メイら名だたるミュージシャンたちは、SNSに思い思いの写真を掲載し、敬意と追悼の意を表するとともに、突然の訃報に驚きと悲しみの声を寄せている。
ワッツは、2004年に数か月に及ぶ咽頭がんの治療を受けたあとも精力的に活動を続けており、コロナ禍もあって2019年8月30日のマイアミでのコンサートが最後になったが、昨年4月には、自宅から「One World: Together」でエアードラムや足さばきなどをバーチャルで披露していた。
9月26日からザ・ローリング・ストーンズの全米ツアーが開催されることが明らかになったが、ワッツは広報を通じて、「近々に行った緊急手術の回復のためツアーには参加しない」ことを明らかにしていた。
マッカートニーが動画で、「病気なのは知っていたけど、そこまでの病気とは知らなかった」と語っているが、バンド仲間もそこまで深刻な病だとは知らされていなかったようで、「長年一緒にやってきたメンバーの死はつらいに決まっているが、バンド仲間にとっても、チャーリーの死は思いもしなかったことで相当な衝撃でしょう。バンド仲間も周囲の人間も、悲しみで打ちひしがれています」とザ・ローリング・ストーンズに近い関係者が「The Sun」などに語っている。
文/JUNKO