ヒュー・ジャックマン、8歳で別れた母親とのツーショット写真をお披露目
ヒュー・ジャックマンが、自身のInstagramで母親グレース・マックネールと肩を組んで微笑むツーショットをお披露目し、話題を呼んでいる。
キャプションに「Mum」とだけ書かれたこの写真は、一見すると仲の良い普通の母息子の写真に見える。しかし実は、8歳の時に両親が離婚し、母親が家を出て行ってしまったことから「母親に捨てられた」と思い続けていたジャックマンは、長年トラウマを抱えていたのだ。
そのことを明らかにしたのはいまから10年前のこと。オーストラリア、シドニー北部の郊外に暮らし、イギリス出身の両親の元に末っ子として生まれたジャックマンには、2人の姉と2人の兄がいる。母親は彼が8歳のときに父親と離婚し、5人の子どもたちを残しイギリスに帰ってしまったのだという。
2011年10月に「The Sun」の独占インタビューで「僕が8歳の時、学校から帰ったら突然母親がいなくなっていました。僕たちは、突然ちゃんと別れも告げられずに母親に捨てられました。次の日に電報で出て行ったことを知らされて、母への怒りが増しました。でもあとから、母親が僕を生んだ後に産後うつ病にかかっていたことを知り、僕自身年齢を重ねて家族や子どもをもったことで、母がなぜ家を出て行ったのかを理解できるようになりました」と語っていた。
穏やかなジャックマンだが「その頃の僕はすごく怒りっぽかったです。12、3歳ごろ、母親がもう戻ってこないとわかった時、それまでもっていた望みが途絶えました。自分の無力さを知りました。でも自分が母親から愛されていないと感じたことはなかったし、年に1回は会っていましたよ。あとから、2人の姉たちは母と住むためにイギリスにわたって、2人の兄と僕は父親と一緒にシドニーにとどまりました。でも、離れていても母親とつながっていたし、家族ともいい関係を続けている。僕も43歳だし、皆が平和でいることが大切ですからね」と語っていた。
現在は妻のデボラ=リー・ファーネスと、養子のオスカー(21)とアバ(16)と幸せな生活を送っているジャックマン。Instagramの写真を見たファンからは「なんて素敵な写真なの!」「ヒューは本当に人として素晴らしい」「久しぶりに会えてよかったね」「ヒューが、かなり年上のデボラと結婚した意味がわかった」「いまは、素敵な家族に恵まれてよかった」といったコメントが寄せられている。
文/JUNKO