松本まりか主演『雨に叫べば』Prime Video配信開始!映画制作現場の舞台裏を描く
「全裸監督」、『ミッドナイトスワン』(20)の内田英治監督が松本まりかを主演に描く『雨に叫べば』が、12月16日(木)よりAmazon Prime Videoにて配信決定。同作のポスタービジュアルおよびキャストが解禁し、あわせて内田監督、松本よりコメントが到着した。
本作は、80年代後半のまだ男尊女卑やパワハラの匂いが残る撮影現場を舞台とした人間模様を描くカオスなエンターテインメント。東映・東映ビデオによる新たな映画フォーマットオリジナル配信作品となっている。理想の映画を撮影するために、現場スタッフにもまれながら様々な困難にぶつかっていく新人監督の花子を松本が演じる。そしてアメリカ帰りのキザなプロデューサー井上に渋川清彦、現場に翻弄される制作プロデューサーの橘に高橋和也、花子を温かく見守る特機部の金子に濱田岳、アイドル俳優の新二に須賀健太、新二にライバル心むきだしの若手俳優の和人に矢本悠馬、ベテラン女優の楓に大山真絵子、花子と同様に現場で奮闘するカメラ助手のよしえにモトーラ世理奈が扮するほか、スタッフ役として本田博太郎、大和田伸也、菅原大吉、相島一之らベテラン実力派俳優たちが集結した。
1988年、新人監督の花子は意味不明のテイクを重ね、ベテランスタッフからいじめの洗礼をうける。一方、控え室ではアイドル女優とベテラン女優の間でトラブルが勃発し、さらに映画倫理に抵触したシーンが欠番に。そんな現場の混乱を聞きつけたプロデューサーから、花子は監督交代を言い渡されてしまう。
解禁されたポスタービジュアルでは、撮影機材が並ぶ映画の撮影現場でディレクターズチェアに座った花子が鋭い眼差しを向ける姿が切り取られ、その挑戦的な眼差しに興味をかきたてられる。
松本は「私の役はかつての内田監督自身だそうで。それはそれはとても面白い役でした」とコメント。内田監督は「熱烈的であり、一方で多くの問題をはらんでた昭和時代。夢の場所を駆け抜けた映画人たちを、松本さんはじめ、多くの素晴らしいキャストが演じてくれました」と語っている。
なお、本作は第58回台北金馬映画祭Viva Cinema!(ビバ・シネマ!)部門にてワールドプレミア上映、第41回ハワイ国際映画祭Spotlight on Japan(スポットライト・オン・ジャパン)部門にて北米プレミア上映が決定している。はたして花子は映画を完成させることができるのか?衝撃の問題作『雨に叫べば』に期待しよう。