岡田准一、V6の名曲を絡めた発言にファン歓喜!「『MADE IN JAPAN』のものを作りたい」

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岡田准一、V6の名曲を絡めた発言にファン歓喜!「『MADE IN JAPAN』のものを作りたい」

関ヶ原』(17)の原田眞人監督・脚本、岡田准一主演の時代劇『燃えよ剣』の初日舞台挨拶が、10月15日公開にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、岡田、柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、尾上右近、伊藤英明、原田監督が登壇。自らの夢を追い続けた新選組にちなみ、自分の夢を尋ねられると岡田は「日本から世界に売れるものをちゃんと作りたいという夢はずっと持ってます。日本産というか、若い時から『MADE IN JAPAN』という曲を歌っているので」とV6の楽曲を絡めて発言し、会場を沸かせた。

鈴木から「あの時からすでに?」と驚かれると、岡田は「日本製のもの、これは日本のものですよ、というものを作りたいと思って。あれは野望の歌です」とおちゃめに語った。

【写真を見る】岡田准一にいじられ、笑顔を見せる沖田総司役の山田涼介
【写真を見る】岡田准一にいじられ、笑顔を見せる沖田総司役の山田涼介

伊藤は「『敦煌』という映画で西田敏行さんが馬にまたがり、甲冑をつけて暴れまわる姿を見て、自分もこういう俳優になりたいと思いました。また、今回岡田さんというすばらしい俳優とご一緒させていただいて、俳優としての誇りや覚悟を見た気がして。自分もこういう俳優になりたい、いい俳優を追いかけたいと思いました。映画がヒットして2があったらまた呼んでいただきたい」と岡田にラブコール。

岡田は「2はないですよね」とツッコむも、原田監督は「あると思います。司馬遼太郎先生が『新選組血風録』を書かれていますから、もう1回みんなを生き返らせることができたらと。ぜひ応援してください。まだ、あと10年くらいはこの年のまま、役を演じることができると思うので」と訴えかけた。

『燃えよ剣』は、新選組副長、土方歳三(岡田)を軸に激動の幕末を描いた司馬遼太郎による歴史小説の映画化作品。新選組局長の近藤勇役を鈴木が、土方の想い人、お雪役を柴咲が、新選組一番隊組長の沖田総司役を山田が演じた。


新選組初代筆頭局長・芹沢鴨役の伊藤英明
新選組初代筆頭局長・芹沢鴨役の伊藤英明

印象に残ったシーンについて尋ねられると、岡田は「山田くんが準備をされてるので、ぜひ聞いてもらいたい」とトップバッターに山田を指名。

山田は「後輩という立場はなかなか難しいものがありますね」と言いながら「沖田がどんどん弱っていくなか、土方さんが寝てる沖田を看病してくれるシーンで、沖田の愛刀を目の前に持ってきてもらうようにお願いするシーンです。それが本物の真剣でして。“目の前”ってだいたいこれくらいの距離かなと思ったら、これくらい(ジェスチャー)で震え上がって」と思っていたよりも至近距離だったと説明し「それを見て、岡田さんだけじゃなくて、監督も爆笑していたんです」と苦笑する。

土方と惹かれ合うお雪役の柴咲コウ
土方と惹かれ合うお雪役の柴咲コウ

岡田から「怖がっていたよね」といじられた山田は「それは怖いですよ。すごく名刀だし。撮影する前に『これは良い刀だな。少しでも当たったら切れるから』と聞いていたので」とうなずくと、柴咲が「その山田くんが見られるんですね。もう1回観てみよう」と食いつき、会場の笑いを誘った。

山田は「岡田さんだから許された撮影だと思います」と言うと、原田監督も「怖かったです。万が一のことがあったらどうしようと」と実はヒヤヒヤしていたと明かした。

最後に岡田は「こういう本格的でタフな時代劇は作られづらい時代になってますが、こういう作品がヒットして、日本産だというものが世界に認められるようになってほしいと思って現場に臨んでおります」と高い志を繰り返し語り、舞台挨拶を締めくくった。

取材・文/山崎伸子

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