ディズニー新作短編アニメ『ツリーから離れて』が『ミラベルと魔法だらけの家』と同時上映決定!
ディズニー・アニメーション・スタジオによる新ヒロイン、ミラベルの活躍を描くミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』(11月26日公開)。長編アニメーション60作目となる同作の同時上映として新作短編映画『ツリーから離れて』の公開が決定し、あわせて場面写真が到着した。
本作は、アライグマの親子の日常を切り取ったもう一つの家族の物語。新しい物に興味津々で親の注意に耳をかさない子供、愛する我が子を守りたい一心で叱りながらも本当は思いっきり楽しんでほしいと思う親、2匹のアライグマは危険が潜むビーチで共に過ごすことで、お互いに心を開いて接する大切さを学んでいく。
メガホンをとったナタリー・ヌリガット監督は「親はわが子に世界を見せたいと思う。色々な美しいところを。でも、子どもに自分を守ることも教えないといけない」と世界共通の子育て観について触れつつ、「私の両親も、ビーチでは危険なこともあるかもしれないけれども、楽しんでも欲しいと思っていたようよ。そこを短編映画で探索するのは面白いんじゃないかと思ったの」と本作誕生のきっかけをコメント。
さらにプロデューサーのルース・ストローサーと同様に日本のアニメから影響を受けたというヌリガット監督は、「すごくインスピレーションを受けたわね。私たちは『魔女の宅急便』『もののけ姫』を見たわ。スタジオジブリからは大きな影響を受けている」と明かし、さらに「80年代、私は2Dアニメーションを見て育った。日本のアニメや漫画、コミックも大好きだったから、あのスタイルには個人的に惹かれるのよね。特にディズニーの伝統的な2Dアニメーションは好きよ。あのムード、スタイルをこの映画に持ち込めたことを嬉しく感じる」と、今回2Dで描いた理由について語った。
お互いに成長していく親子アライグマの心温まる物語を描いた『ツリーから離れて』と、家族の中で1人だけ魔法のギフトを与えらなかったミラベルが、家族を救うために立ち上がる『ミラベルと魔法だらけの家』。共感必至の心揺さぶる2つの“家族の物語”に期待しよう。
文/足立美由紀