富田望生、スパリゾート・ハワイアンズへの凱旋に感涙!『フラ・フラダンス』を現役フラガールらが鑑賞
12月3日(金)公開のオリジナル・アニメーション映画『フラ・フラダンス』のフラガール試写会が、11月17日(水)、映画の舞台となった福島県いわき市のスパリゾート・ハワイアンズで行われ、本作で主人公の同僚の新人ダンサー・滝川蘭子の声を担当したいわき市出身の富田望生が登壇。ハワイアンズのフラガールたちと、楽しいトークに花を咲かせた。
本作は、「東北のハワイ」ことスパリゾート・ハワイアンズのダンシング・チーム=通称フラガールを仕事に選んだ新入社員の夏凪日羽(声・福原遥)と、同期の仲間たちの絆と成長を描いた感動の”お仕事”ムービー。パワフルなダンスと和やかな雰囲気で新人チームに活気をもたらすムードメイカーの蘭子の声を担当した富田は「『フラ・フラダンス』を持ってきました~」と持ち前の笑顔で登場し、この日初めて完成した映画を観るフラガールたちに、「先輩と後輩の関係性がしっかりと濃く描かれているので、その関係性に注目していただきたいですね」と猛アピールした。
すると、フラガールたちがそのお礼にと、劇中でも使われた「カウアロク」をウエルカム・ダンスとして披露するプレゼント。客席で観ていた富田はこのサプライズに「こんな特別なことはないです。みなさんの踊りを実際に観たのは10年以上ぶりなんですけど、小さかったときに、いまと同じようにそこに座って、フラガールのダンスに夢中になっていた自分を思い出してすごく感動してしまいました」と目をウルウルさせ、同じステージに立っていたフラガールたちまでつられて涙目になる一幕も。
さらに富田は「ハワイアンズは子どものころよく来ましたね。家族とのお出かけで楽しみな場所と言ったらハワイアンズで、自治会の近所の人たちや子ども会でも来ました」という思い出を懐かしそうに振り返り、本作のオファーがあった際も「ふたつ返事で『ぜひ、よろしくお願いします』と言いました」と述懐。「母と祖父母にもすぐ報告しました。自分の仕事の内容をそんなに細かく話すことは最近はあまりなかったんですけど、この作品に関しては私が知っている情報をすべて家族に伝えて。それぐらい嬉しかったんだな~っていうことを思いだしますね」としみじみと語った。
そして最後に「全編すっごいハワイアンズ!だし、いわきの映画です。いわき市とスパリゾート・ハワイアンズにたくさんの愛情を込めて、スタッフ、キャスト一丸となって制作しました。そしてなによりも、フラガールのみなさんに本当に大きな大きなリスペクトを持って作りましたので、ぜひ最後の最後まで楽しんでいただければ嬉しいです」と、本作に込めた想いをせいいっぱい言葉にしていたのが印象的だった。
取材・文/イソガイマサト