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ナオト・インティライミがディズニー映画デビューを語る!「同い年のリン=マニュエル・ミランダは奮い立たせられる存在」

インタビュー

ナオト・インティライミがディズニー映画デビューを語る!「同い年のリン=マニュエル・ミランダは奮い立たせられる存在」

「自分がミラベルの立場だったら、あんなに強く、明るくいられない」

物語のキーとなるシーンでも流れる楽曲「2匹のオルギータス」の日本語詞にも挑んだナオト。「映画の終わりでカルロス・ビベスが歌う『愛するコロンビア』が流れたあとに、日本版エンドソング『マリーポーサ ~羽ばたく未来へ~』が流れます。僕の歌で映画が終わるんです。ただ日本語訳を歌うのではなく、物語全体を包み込むような役割が果たせたらという想いがありました。それは、ミラベルに対して声をかけてあげることにもなると思ったんです」。

楽曲「マリーポーサ ~羽ばたく未来へ~」の日本語詞は、ナオトからの“ミラベルへの手紙”だという
楽曲「マリーポーサ ~羽ばたく未来へ~」の日本語詞は、ナオトからの“ミラベルへの手紙”だという[c] 2021 Disney. All Rights Reserved.

楽曲の日本語詞では“ミラベルへの手紙”を意識したと説明する。「自分がミラベルの立場だったら、あんなに強く、明るくいられないと思うんです。だって家族でたった1人だけ魔法が使えない状況だったら、やさぐれてもおかしくないし、あの場所から離れたい気持ちになってもおかしくないはず。それなのに、ミラベルは家族を愛し、みんなと触れ合う時のコミュニケーション術もすごくて、とにかく感動しっぱなし。ほとんど弱さを見せないミラベルだけど、『やってられない!』と言いたくなる日もあると思うんです。そんなミラベルに声をかけてあげられないものか、寄り添ってあげられないものかという想いを込めました」。

「“もっと自分も頑張らなくちゃ!”と奮い立たせられる存在です」

通常のレコーディングとは比べものにならないくらい時間がかかったそう。「ナオト・インティライミとしてなら2時間で終わるものが15時間かかりました!まずは、英語版とスペイン語版の歌詞を全部自分で翻訳することから始めて、とことん噛み砕きました。それが作り手であるリン=マニュエル・ミランダへのリスペクトだと思ったからです」。

リン=マニュエル・ミランダについて。「役者もやるし、映画監督もやるし、こんなにすばらしい曲を作り、歌まで歌っちゃうなんてすごすぎる」
リン=マニュエル・ミランダについて。「役者もやるし、映画監督もやるし、こんなにすばらしい曲を作り、歌まで歌っちゃうなんてすごすぎる」撮影/野崎航正

研究を重ね、「オリジナル版を歌うセバスチャン・ヤトラの歌に寄り添い、寄せる。そのうえで、日本の方が受け入れやすいリズムに調整し、最後に“我”ではなく、自分のやってきたことが滲むよう意識しました」と解説。リン=マニュエル・ミランダに関しては「役者もやるし、映画監督もやるし、こんなにすばらしい曲を作り、歌まで歌っちゃうなんてすごすぎる。実は同い年なのですが、スペックの高さに驚かされるし、本当に刺激的。“もっと自分も頑張らなくちゃ!”と奮い立たせられる存在です」。


世界から魔法が失われる危機にさらされた家族を救おうと、ミラベルは奔走する
世界から魔法が失われる危機にさらされた家族を救おうと、ミラベルは奔走する[c] 2021 Disney. All Rights Reserved.

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