「キングスマン」最新作のワールドプレミア開催!木村昴ナレーションの“超過激”な特別動画も公開
『キングスマン』(14)、『キングスマン:ゴールデン・サークル』(17)と、2作つづけて全世界興収4億ドル突破の大ヒットを記録している「キングスマン」シリーズの最新作『キングスマン:ファースト・エージェント』( 12月24日公開)のワールドプレミアが、現地時間6日にロンドンで開催。メガホンをとったマシュー・ヴォーン監督を筆頭に、レイフ・ファインズやハリス・ディキンソンら豪華キャスト&スタッフ陣が一堂に会した。
世界最強のスパイ組織“キングスマン”の誕生秘話が描かれる本作。舞台は1914年。世界大戦を密かに操る“闇の狂団”が世界を混沌に陥れようと目論むなか、人類の危機を救うために英国紳士のオックスフォード公とその息子であるコンラッドは、平和を願いスパイ組織を結成。オックスフォード家の執事で元兵士のショーラと、コンラッドの家庭教師のポリーら仲間たちと共に“世界大戦を止める”というミッションに挑む彼らの前に、“不死身の怪僧”ラスプーチンが立ちはだかることに…。
会場となったシネワールド・レスター・スクエアにはレッドカーペットが敷かれ、ステージにはキングスマンの巨大なシンボルマークが登場。軍服姿の屈強な男たちの行進とともにワールドプレミアの幕が上がると、大勢のファンや報道陣の前にキャストたちが集合。新型コロナウイルスの影響で幾度も公開延期に見舞われた本作がついに公開される喜びを、会場一体となって祝福した。
主人公のオックスフォード役を演じるファインズは「我々は誰もがこのようなイベントを開催できるようになることを待ち望んでいた」と興奮気味に語り「映画館での体験を失えば、映画文化は多くを失うことになるだろう。音響と大画面に没入する感覚を私は心から愛している。観客が戻ってきて、彼らもそんな体験を求めてくれればと願っています」とコメント。一方、オックスフォードの息子コンラッドを演じたディキンソンは「演技においてとても寛大なアーティストで、現場での彼は本当に見事だった。圧倒されました」と、大先輩のファインズへの敬意を表した。
また、シリーズの生みの親であるヴォーン監督は「映画館で上映されるのが本当に信じられない。完成した後にロックダウンとなったので、観客とともに観ることが叶わなかった。僕の人生で最も非現実的な体験でした」と振り返り、「この映画は『アラビアのロレンス』と同じレンズで撮影しました。スマホやiPadではなく、スクリーンに没入してもらえればと思う。劇場に行って観てもらうことに本当に価値がある」とアピール。そして「2時間、現実逃避を楽しむこともできる。いま我々に必要なのは笑顔にしてくれる何かであり、きっとそれは本作のことだろう」と自信をのぞかせていた。
さらにこのたび、『キングスマン』『キングスマン:ゴールデン・サークル』で主人公のエグジーの日本語吹替えを担当した木村昴がナレーションを務める、特別動画「超過激なクリスマスプレゼント」編が解禁。シリーズの魅力である過激シーンが盛りだくさんの映像となっているので、シリーズファンはもちろんのことまだ観たことがない人も必見。最新作の日本公開までおよそ2週間。いまから期待は高まるばかりだ!
文/久保田 和馬