安田顕が主演作で見せる妄想炸裂モノローグに、李闘士男監督も手応え!「彼の代表作になるといいな」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
安田顕が主演作で見せる妄想炸裂モノローグに、李闘士男監督も手応え!「彼の代表作になるといいな」

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安田顕が主演作で見せる妄想炸裂モノローグに、李闘士男監督も手応え!「彼の代表作になるといいな」

2018年にスマッシュヒットを記録した“妻ふり”こと『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』の安田顕と李闘士男監督が3年ぶりに再タッグを組み、つぶやきシローが2016年に発表した同名小説を映画化した『私はいったい、何と闘っているのか』が、いよいよ12月17日(金)より公開される。

【写真を見る】『妻ふり』のコンビが3年ぶりに再タッグ!『なにたた』は安田顕&李闘士男の化学反応に注目
【写真を見る】『妻ふり』のコンビが3年ぶりに再タッグ!『なにたた』は安田顕&李闘士男の化学反応に注目[c]2021 つぶやきシロ―・ホリプロ・小学館/闘う製作委員会

本作は妄想と現実の狭間で喜んだり落ち込んだりを繰り返し、仕事や家族のために七転八倒しながらも日々地道に闘いつづける45歳の中年男・伊澤春男の日常を切り取ったコメディ。主人公の春男役を演じる安田を筆頭に、小池栄子や岡田結実、ファーストサマーウイカ、伊集院光、SWAY(劇団EXILE)、金子大地らバラエティに富んだキャスト陣が脇を固める。

メガホンをとった李監督といえば、伝説的なバラエティ番組を数多く手掛けた経験を武器に、少しバカだがどこか愛おしいキャラクターたちを描くというハートフルな作風が持ち味のひとつ。「率直にとてもおもしろく読めました」と原作に魅了されたことを明かす李監督は、「僕は織田作之助さんの『夫婦善哉』のような作品が好きで、こういった作品は最近なかなかないと思っていたのです。なので、そういうテイストの作品にトライさせてもらえるのはありがたいなと思いました」と、本作を手掛けたきっかけを語る。


そんな本作の見どころのひとつは、妄想を炸裂させる春男の感情豊かなモノローグ。コメディからシリアスまで幅広くこなす安田のハマり役ともいえる好演に李監督も「“春男は安田さんだよな”と頭の中で思っていました。これが彼の代表作になったらいいなと思っています」と自信たっぷり。一方で安田も「様々な部分にアンテナを張り巡らされていて、現場をとても愛してらっしゃる方。プロとして責任感や愛情をもって接してくれる方だと改めて感じました」と安心感をもって役に臨めたことを振り返った。

『私はいったい、何と闘っているのか』は12月17日(金)公開
『私はいったい、何と闘っているのか』は12月17日(金)公開[c]2021 つぶやきシロ―・ホリプロ・小学館/闘う製作委員会

3年ぶり2度目のタッグを組み、さらに信頼関係を増した安田と李監督。2人の化学反応によって、どんな哀愁漂う物語が誕生したのか。是非とも劇場で、ユニークで愛すべき主人公の奮闘と、彼に待ち受ける予想外の結末を見届けてほしい。

文/久保田 和馬

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