『HOMESTAY』はただの青春映画ではない!?映画ファンが語る、どの世代にも観てほしいポイントとは
原作からでも映画からでも楽しめる!
田中「『カラフル』というタイトルに惹かれて原作を読んだ時に、ダークなストーリーとのギャップも楽しいと思いました。映画のタイトルは『HOMESTAY』ですが、お2人はこのタイトルをどう思いましたか?」
佐藤「案内役が『管理人』という言い方なので『お体、お借りします』みたいなことだろう、と思っていました。そう思っていたのですが、実際に知らない人(=真の家族)の家にホームステイするお話でもありましたね」
田中「人の体と、実際の家族、2つのホームステイを描いていますよね。人の体にホームステイって想像できますか?」
佐藤「キラキラした人の中になら入ってみたいけど…」
浦山「1日くらいならいいけれど、100日はムリですね」
田中「瀬田監督のインタビューでも、誰の体かよりも、日数がネックという話になりました。あと、海外の人気俳優になってみたいけれど、体の中に入るなら数日でいいとか(笑)。“なる”のと“入る”のとでは違うよねって」
田中「浦山さんは瀬田監督だから観てみようと思ったとおっしゃっていましたが、監督作品にはどんなイメージを持っていますか?」
浦山「『ジオラマボーイ・パノラマガール』とか、色が鮮やかな印象があります。今回も、桜のシーンもすごくよかったし、絵を描くシーンもカラフルで。あとから原作のタイトルを見て、そういうことかと思いました」
佐藤「原作から入っても、映画から入っても楽しめる作品ということですね。私も映画を観て原作が読みたくなりました」
浦山「私も読みたいです。もし若い時に読んでいたら…と想像しながら読んだら楽しいかも」
大人になってからもう一度観てほしい
田中「瀬田監督は女の子の表情をすごく綺麗に捉える印象があります。真の母、早苗役の石田ひかりさんのコメントにも、『演出がとても丁寧な監督』とあったと思います。演出が細かいからこそ、あの表情が引き出されるのかなと。いつも女の子の表情を楽しみに観ちゃいます」
佐藤「監督の過去作も観たくなりました。本も映画も学生時代と大人になってからでは、印象が変わりますよね。いま、主人公と同世代の若い人たちには、大人になってからもう一度観て、違いを楽しんでほしいと思います」
田中「原作が学校の図書室にあるのだから、学生は映画と原作両方チェックしてその違いも楽しんでほしいです」
構成・文/タナカシノブ
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