アクアマンも祝福に!『THE BATMAN-ザ・バットマン-』プレミアに豪華キャストが集合
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(05)や『TENET テネット』(20)のロバート・パティンソンが主演を務める“DCユニバースに属さない”バットマンの単独映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(3月11日公開)。本作のニューヨークプレミアが現地時間1日に開催され、パティンソンをはじめとした豪華キャスト陣が一堂に会した。
優しくもミステリアスな青年ブルース・ウェイン、両親を殺された彼は復讐を誓い、悪と敵対する存在“バットマン”となって2年が過ぎた。そんなある日、権力者を標的とした連続殺人事件が発生。その犯人を名乗るのは知能犯リドラー。犯行の際に必ず“なぞなぞ”を残し、警察や世界一優秀な探偵のブルースを挑発していくリドラーが次のターゲットに選んだのはバットマンだった。そして過去の悪事や父親の罪が暴かれていくブルースの良心が、徐々に狂気へと変貌していくことに。
プレミアの会場となったのはニューヨークの中心部に位置するリンカーン・センター。広場全体に敷き詰められた巨大なレッドカーペットと出現したバットモービル、そして数百人のファンの歓声に迎えられて登場したのはブルース・ウェイン/バットマン役のパティンソンに、セリーナ・カイル/キャットウーマン役のゾーイ・クラヴィッツ、リドラー役のポール・ダノ、ペンギン役のコリン・ファレル、アルフレッド役のアンディ・サーキスに、マフィアのボスのカーマイン・アルトゥーロ役のジョン・タトゥーロら。
「ここに来られて解放された気分です」と感無量の表情を浮かべるパティンソンは「初めの予告編が出てからずいぶんと長い間ファンを待たせてしまいました。それでもまだ同じ熱気で待っていてくれるなんて感激です!この映画は撮影も音響もすべてがすばらしい。劇場で観るべき作品です」とアピール。一方ダノは「自分のキャリアのなかでも忘れられない一作になりました」と興奮気味に語り、クラヴィッツも「ここまでとても長い旅だったので、ついにここに来られてとてもうれしいです」と、それぞれが喜びを噛みしめる。
さらに会場にはDCユニバース作品のアクアマン役で知られるジェイソン・モモアが祝福に駆けつけ、今年1月まで義理の娘だったクラヴィッツの晴れ舞台に「僕の家族がキャットウーマンを演じるなんて信じられない!」と大喜び。さらにアクアマンとキャットウーマンの共演を訊かれると「世界観が違うからそれはわからないな」と回答。また、プレミア直前に新型コロナウィルスへの感染が判明し欠席となったマット・リーヴス監督はオンライン中継で参加し、キャストや関係者に感謝のメッセージを送っていた。
文/久保田 和馬