『オールド・ボーイ』が4Kリマスターで復活!R18+で劇場公開決定
『パラサイト 半地下の家族』(19)が韓国映画初のカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞する15年前、是枝裕和監督の『誰も知らない』(04)で柳楽優弥が男優賞を受賞したことが大きな話題を呼んだ第57回カンヌ国際映画祭で、韓国映画初のグランプリを受賞した『オールド・ボーイ』(03)。このたび本作が4Kリマスター版の『オールド・ボーイ 4K』となって5月6日(金)より劇場公開されることが決定。ポスタービジュアルが解禁された。
メガホンをとったのは韓国映画界の歴史を塗り替えた“386世代”を代表する人気監督の一人、パク・チャヌク監督。『JSA』(00)でブレイクを果たし、後に『イノセント・ガーデン』(13)でハリウッドデビューを飾るなど国際的評価も集めるチャヌク監督が、作:土屋ガロン(狩撫麻礼)、画:嶺岸信明の同名コミックを映画化した本作は、『復讐者に哀れみを』(02)と『親切なクムジャさん』(05)と並ぶ“復讐三部作”の一本として数えられており、2013年にはハリウッドでリメイク版も製作された。
平凡な人生を送っていたオ・デスは、ある日突然何者かに拉致され、気が付くと狭い監禁部屋にいた。窓の無い部屋にはベッドと1台のテレビのみ。外部との交信は完全に遮断されている。何の理由も明かされぬまま15年の月日が流れたある日、突然解放されたデス。自分を監禁した犯人への復讐を誓うデスの前に現れたのは謎の男。男はデスに「5日間で監禁の理由を解き明かせ」と、命を賭した“死のゲーム”を持ちかける。しかしその先には、驚愕の展開が待ち受けていた…。
2004年の日本公開時にはR-15(現在のR15+)で上映された本作だが、今回はR18+(18歳未満は観覧禁止)で上映されるとのこと。本日3月4日からはムビチケ前売券(オンライン)の販売がスタートし、購入者全員に特製スマホ壁紙(三種セット)が特典としてプレゼントされる。まだ本作の衝撃を味わったことがない人も、すでに劇場やDVDなどで体感した人も、より鮮烈な映像で蘇る韓国復讐サスペンスの伝説的作品を劇場のスクリーンで目に焼き付けてほしい。
文/久保田 和馬