批評家が選ぶ、歴代「バットマン」ランキング!“フレッシュ”なおすすめ映画10選

コラム

批評家が選ぶ、歴代「バットマン」ランキング!“フレッシュ”なおすすめ映画10選

バットマンがコミックスに初登場を果たしたのは1939年。その後1940年代の連続活劇を皮切りに、実写やアニメーションを問わず、さまざまな形で映像化が続けられ80年余り。現在映画界で隆盛を極めるヒーロー映画ブームの礎を築き上げたと同時に、スーパーマンと並ぶDCコミックスを代表するヒーローへと昇華したといっても過言ではないだろう。

マイケル・キートンがバットマンを演じたティム・バートン版はファンからも人気が高い
マイケル・キートンがバットマンを演じたティム・バートン版はファンからも人気が高い写真:EVERETT/アフロ

なかでも人気が高いのは、ティム・バートン監督がメガホンをとりマイケル・キートンが主人公を演じた『バットマン』(89)と、その続編の『バットマン リターンズ』(92)。そしてクリストファー・ノーラン監督が手掛け、クリスチャン・ベールが主演を務めた「ダークナイト」3部作であろう。作品のテイストは監督やバットマン役を演じる俳優たちによって多種多様であり、それもまた「バットマン」の人気を高める一因となっている。

そこで本稿では、これまで劇場用として製作されてきた、「バットマン」映画、ならびにバットマンが登場する映画のなかから、映画批評を集積・集計するサイト「ロッテン・トマト」で批評家の評価が高い10作品を一挙に紹介していきたい。


「ダークナイト」3部作ではクリスチャン・ベールがバットマン役に
「ダークナイト」3部作ではクリスチャン・ベールがバットマン役に写真:EVERETT/アフロ

「ロッテン・トマト」とは、全米をはじめとした批評家のレビューをもとに、映画や海外ドラマ、テレビ番組などの評価を集積したサイト。批評家の作品レビューに込められた賛否を独自の方法で集計し、それを数値化(%)したスコアは、サイト名にもなっている“トマト”で表される。好意的な批評が多い作品は「フレッシュ(新鮮)」なトマトに、逆に否定的な批評が多い作品は「ロッテン(腐った)」トマトとなり、ひと目で作品の評価を確認することができる。

中立的な立場で運営されていることから、一般の映画ファンはもちろん業界関係者からも支持を集めており、近年では日本でも多くの映画宣伝に利用されるように。映画館に掲示されたポスターに堂々と輝くトマトのマークを見たことがある方も多いだろう。

歴代「バットマン」映画の高評価リストをチェック!
歴代「バットマン」映画の高評価リストをチェック!写真:EVERETT/アフロ

それでは、歴代「バットマン」作品の“フレッシュ”10傑を挙げてみよう。

94%フレッシュ『ダークナイト』(08)

90%フレッシュ『レゴバットマン ザ・ムービー』(17)

87%フレッシュ『ダークナイト ライジング』(12)

85%フレッシュ『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(22)

84%フレッシュ『バットマン ビギンズ』(05)

80%フレッシュ『バットマン リターンズ』(92)

79%フレッシュ『バットマン』(66)

72%フレッシュ『バットマン』(89)

71%フレッシュ『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』(21)

40%ロッテン『ジャスティス・リーグ』(17)

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