今井翼主演『TELL ME ~hide と見た景色~』クランクアップ!「役どころとしても日々葛藤」

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今井翼主演『TELL ME ~hide と見た景色~』クランクアップ!「役どころとしても日々葛藤」

ロックミュージシャンhide亡き後の、彼の弟と仲間の奮闘を描く映画『TELL ME ~hide と見た景色~』(2022 年夏公開)が先日、主要キャストのクランクアップを迎えた。あわせてキャスト、監督のコメント、主演の今井翼を写したメイキング写真が解禁となった。

今井は塚本連平監督と話し合いながら真摯に演技に向き合った
今井は塚本連平監督と話し合いながら真摯に演技に向き合った[c]2022「TELLME」製作委員会

hideの実弟である松本裕士の著書「兄弟 追憶の hide」を原作に、映画初主演となる今井が裕士を演じる本作。hideのドキュメンタリー映画『JUNK STORY』(15)でナレーションを担当した塚本高史が、hideの共同プロデューサーのI.N.A.を、ロックバンド「FUZZY CONTROL」のギター&ヴォーカルであるJUONがhideを演じた。

クランクアップ当日は、今井、塚本ら主要キャストが都内でhideの事務所でのシーンの撮影に挑んだ。裕士、I.N.A.、バンドメンバーたちが準備をしていたアルバムの制作に暗雲が立ちこめるというシリアスなシーンを撮影。撮影後は塚本連平監督からお酒がプレゼントされた。

クランクアップに際し、主演の今井は「この日を迎えられて、まずはホッとしています。実話であり、役どころとしても日々葛藤することがありましたが、塚本監督が日々寄り添ってくださったおかげで、自分なりに心を込めて、丁寧に演じさせていただくことができました」と晴れやかな表情で撮影を振り返った。また、塚本監督は「今井さん演じる裕士は繊細に心を動かさなければならない役どころなので、緊張をほぐし、それで大丈夫だと言い続けるのが僕の仕事でした」と、I.N.A.役の塚本は「やっとみんなと仲良くなってきたかなという頃に終わってしまうのは、本当に寂しいです」とそれぞれコメントしている。

解禁となったメイキング写真では、撮影や、クランクアップの風景も映されている。今井と監督が真剣な表情で向き合う姿や、晴れやかな表情から、スタッフと出演陣の絆が伺える写真となっている。hideとその兄弟の実話にもとづいた物語に期待が高まる。

文/鈴木レイヤ

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