ラブラブな2人に頬が緩みっぱなし!映画『チェリまほ』に備えてドラマ版の名シーンプレイバック【後編】
社会現象を巻き起こす大ヒットを記録したテレビドラマの待望の映画化となる、『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』がいよいよ4月8日(金)より公開。
豊田悠原作の人気コミックのドラマ化である「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」は、童貞のまま30歳の誕生日を迎えたことにより“触れた人の心が読める魔法”を手に入れた安達(赤楚衛二)と、そんな彼に好意を抱く会社の同期の黒沢(町田啓太)の姿を描いている。
ワールドワイドな人気となった本作の劇場版で描かれるのは、葛藤したり悩んだりしながらも恋仲となった安達と黒沢の後日談。黒沢と結ばれ晴れて魔法が解けたかのように思われたが、安達はなぜかまだ魔法が使えている様子。そんなある日、安達に突然転勤の話が舞い込んでくる。やりたい仕事ができるチャンスに喜ぶ安達だが、転勤先は1200kmも離れた長崎。転勤話を巡り、互いを想い合うがゆえにすれ違ってしまう2人は、遠距離恋愛をきっかけに未来について考え始めるようになる。
そんな本作を思いっきり楽しむために、第1話から第5話の名シーンを振り返った前編に続いて後編でも、萌えポイントを含めてドラマ版を振り返っていきたい。
第6話…おうちタコパで黒沢の独占欲が炸裂!
黒沢と親しげにしていた美女は実は黒沢の姉(野崎萌香)だった。恋人と喧嘩した彼女が黒沢の家を使うため、黒沢は安達の家に泊まり込みで看病することとなり、突然の同居生活が始まる。「お姉さん、ナイスアシストありがとうございます!」と思った視聴者は少なくないはずだ。
お粥を作ってフーフーと冷ましてあげたり、甲斐甲斐しく安達の世話をする黒沢が微笑ましい。その後、後輩の六角(草川拓弥)が遊びに来ることになり、六角がたこ焼きを焼いて安達に食べさせる。それを見て、いてもたってもいられなくなった黒沢は六角からたこ焼き生地を奪って真剣な顔で作りだす。さらにはこっそり用意していたアヒージョを振る舞うと、安達からお決まりの「うんまっ!」という言葉が飛び出し、「安達の『うんまっ!』は俺だけのものだ」と黒沢が勝手にマウントを取る心の声が。黒沢が安達に執着して、独占欲を丸出しにするのも安達への愛を強く感じられるいいところだ。
しかし、安達への気持ちが募りすぎて苦しくなった黒沢は安達から離れようと決心し、安達へと想いを告げる。つらいシーンだが、黒沢は「お前のことが好きなんだ」とはっきりと言葉にし、しかも安達のことを“お前”と呼ぶことに萌えてしまい、様々な感情を呼び起こされた。
第7話…安達が想いを自覚するまでの走馬灯にホロリ
一度離れることにした安達と黒沢だが、そのことによって安達が自分の気持ちをしっかりと自覚していき、一旦2人の心が結ばれるハッピーな回だ。黒沢が近くにいなくなったことによって、安達は自分のなかで黒沢が大きな存在を占めていることに気づく。ここでいままでの黒沢との日々が走馬灯のように駆け巡る回想が入る。定番の演出ではあるが、安達の気持ちが高まっていくのとシンクロして、見ているほうも高まっていくエモいシーンだ。
そして、退勤した黒沢を追って、たどたどしくも懸命に気持ちを伝える安達。そこから感極まった黒沢がガバっとハグ!安達もおずおずとだが、ハグに応え、よかったよかったとほっこり安堵感が広がる。
第8話…グイグイ黒沢とたじたじ安達にキュン
晴れて両思いとなったら黒沢の想いは止まらず、初めて人と付き合う安達はくすぐったく思いながらも黒沢の好意をうれしく受け止めていく。また、第8話では柘植と湊の恋の進展も描かれる。
安達の耳元で「これ以上一緒にいたら、歯止めが利かなそうだから」と黒沢が真顔でささやく、前回にもあった視聴者を悶絶させるシーンをリピート。さらに安達が黒沢のことを考えていると「もしかして俺のこと考えてた?」と聞いてくるなど、両思いになった黒沢は、優しくて安達を尊重することには変わりないが、グイグイと前のめりなところが加わって“控えめ俺様”バージョンに。そんな黒沢には、見ているほうまでドキドキしてしまう。
週末のおでかけは湊のもとに行く柘植に付き合うことに。目的地がどこであれ、安達と一緒にいられることに幸せを感じ、バスの中では黒沢が自分の気持ちをポエムに!笑いを交えつつ描かれる彼らの恋にほっこりとさせられる回だ。