安彦良和監督が明かす、“伝説のエピソード”を映画化した理由とは?『ククルス・ドアンの島』新キャラ設定画など最新情報

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安彦良和監督が明かす、“伝説のエピソード”を映画化した理由とは?『ククルス・ドアンの島』新キャラ設定画など最新情報

43年前の本日4月7日にテレビアニメの第1話が放送され、その歴史が始まった日本ロボットアニメの金字塔「機動戦士ガンダム」。その第15話で描かれた伝説のエピソードを映画化する『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が6月3日(金)より公開。このたび本作でメガホンをとる安彦良和監督が、このエピソードを映画化した理由を語るコメントが到着。あわせて新キャラクターの設定画がなど最新情報が解禁された。

劇場版3部作でも描かれることがなかった「機動戦士ガンダム」第15話「ククルス・ドアンの島」を映画化した本作。ジャブローでの防衛戦を耐え切った地球連邦軍は、ジオン地球進攻軍本拠地のオデッサを攻略すべく大反抗作戦に打って出た。アムロたちの乗るホワイトベースは作戦前の最後の補給を受けるためにベルファストへ向け航行していると、ある任務を言い渡される。それは“帰らずの島”と呼ばれる無人島の残敵掃討任務。残置諜者の捜索に乗りだすアムロたちはそこで、いるはずのない子どもたちと一機のザクを見つけるのだが…。

先日3月9日の<ザクの日>に行われたスペシャル会見で、第15話を映画化するに至った経緯として「さまざまな偶然と必然が交わっている」と語っていた安彦監督。改めてその理由を訊ねてみると「非常に大きなテーマを秘めたエピソード。ファーストガンダムはとても大きな状況のなかに放り込まれた<小さな者たち>のドラマ。それがさらに象徴的に表れている」と、「機動戦士ガンダム」という作品が持つ根幹的なテーマがこのエピソードに凝縮していることを語り、自ら映画化を提案したことを明かしたてくれた。

そんな安彦監督が本作でもっとも力を入れたポイントになっているという、劇中でアムロが任務で訪れた“帰らずの島”で出会う子どもたちの設定画が解禁に。戦争で親を亡くした子どもたちはククルス・ドアンに引き取られ、島を耕し、貧しいながらも助け合って暮らしている。安彦監督によれば、ドアンとこの20人もの戦争孤児の織りなす物語を描くことがファーストガンダムの魅力の一つであり、テレビアニメでは描ききれなかった戦争が生みだす残酷な現実や、ドアンの背負う責任をより深く表現しているとか。島の子どもたちの声を担当するキャストについては今後解禁予定となっている。


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そしてさらに、現在横浜で公開されている“動くガンダム”の展示施設「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」が1年間開催期間延長することも決定。本作とのコラボキャンペーンとして「78ガンダムベストポーズ選手権」と題したTwitterキャンペーンが本日よりスタートする。ほかにも好評稼働中の新アーケードカードゲーム「機動戦士ガンダム アーセナルベース」に本作に登場する「ドアン専用ザク」が参戦することも先日発表されるなど、公開に向けて様々な場所で大きな盛り上がりを見せる『ククルス・ドアンの島』。今後も最新情報から目が離せない!


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