小林聡美、平岩紙、江口のりこのコミカルなランチタイム!『ツユクサ』本編映像が解禁
『かもめ食堂』(06)の小林聡美を主演に迎え、『ふしぎな岬の物語』(14)で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した安倍照雄のオリジナル脚本を『愛を乞うひと』(98)の平山秀幸監督が映画化した『ツユクサ』(4月29日公開)。このたび本作から、小林と平岩紙、江口のりこの3人の飾らない女子トークが展開する本編映像が解禁された。
本作は、過去を抱えながら生きる主人公、五十嵐芙美の日常を爽やかに映しだした“大人のおとぎ話”。とある小さな田舎町で暮らす芙美。気の合う職場の友人たちとほっこりした時間を過ごしたり、うんと歳の離れた親友の少年と遊びに出かけたり、隕石に遭遇するというあり得ない出来事を経験したり。そうした日々の生活を楽しく送る彼女がひとりで暮らしていることには理由があり、その理由には“ある哀しみ”があった。そんな芙美に、ある時草笛をきっかけに出会った男性と恋の予感が訪れることに。
このたび解禁されたのは、小林演じる芙美の働くタオル工場の同僚で友人でもある平岩演じる直子、江口演じる妙子の仲良し3人組のランチタイムのひと時を映した本編映像。お昼休憩の時間になって工場から出てきた3人は、それぞれ取り留めもない会話を交わしながら海岸へ向かい、一緒に海を見ながらお弁当を頬張っていく。メガホンをとった平山監督も「あの3人の絡む芝居はカットをかけず、延々とやってもらいたい。ずっと見ていたかったです(笑)」と大絶賛。
小林も「江口さんと平岩さんがすばらしい俳優さんなので、ただただ楽しかった。他愛もないやりとりが本当に楽しくて、もっと3人のシーンがあったらいいのにって思ったほどです」と振り返るほど。のんびりした空気感と自然体の演技のなかに垣間見える、ささやかな幸せと希望が魅力の本作。登場人物たちのコミカルな掛け合いを、是非とも劇場で味わってほしい。
文/久保田 和馬