女優デビュー10年、本田翼が明かす“ラジハ”への想い。のびやかに”好き”を極めた「20代、満足です!」

インタビュー

女優デビュー10年、本田翼が明かす“ラジハ”への想い。のびやかに”好き”を極めた「20代、満足です!」

飾らない人柄や、周囲を癒す“ばっさースマイル”が魅力的な本田翼。女優デビューから10年、30歳という人生の節目を迎える今年は、『劇場版ラジエーションハウス』(公開中)、『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』(5月20日、6月24日公開)といった出演作が公開となる。

女優業に臨むうえでは「いまでも緊張します。クランクイン前日はドキドキしてしまって、絶対に寝られません」と毎回壁を感じながらも、やりがいをかみ締めながら歩みを進めている。あらゆるチャレンジを繰り返し、ゲーム開発やYouTubeチャンネル開設など“好き”を形にしてきた20代について「満足!」と笑顔を弾けさせた本田が、女優業への想いやこれまでの道のりを語った。

「3年にわたって同じ役を演じることもなかなかできない経験」

チーム“ラジハ”の別れと旅立ちが描かれる『劇場版ラジエーションハウス』
チーム“ラジハ”の別れと旅立ちが描かれる『劇場版ラジエーションハウス』[c]2022 横幕智裕・モリタイシ/集英社・映画「ラジエーションハウス」製作委員会

『劇場版ラジエーションハウス』は2019年4月期にフジテレビの月9枠で放送され、2021年10月期に放送されたシーズン2も人気を博したドラマの劇場版。診療放射線技師と放射線科医という裏方の活躍に焦点を当てた新たな医療エンタテインメントで、本田は主人公の放射線技師、五十嵐唯織(窪田正孝)の初恋の相手であり、放射線科医として日々奮闘する甘春杏を演じている。劇場版の舞台の一つとなるのは、未知の感染症が蔓延する離島。脚本を読んだ本田は「いろいろなことが巻き起こります。映像になったら、ものすごく迫力があるだろうなと思いました」と興奮したそうで、「怒涛の展開です」と自信をのぞかせる。

約3年にわたって杏を演じてきた。これまでの集大成となる劇場版までたどり着いたことに、本田は「本当に愛されている作品なんだなと、とてもうれしく思っています」と感無量の面持ちを見せながら、「これだけ長い間、同じ役を演じるということも、なかなかできない経験です」としみじみ。

自己研鑽のためのアメリカへの留学を望んでいる杏。彼女の成長も見どころだ
自己研鑽のためのアメリカへの留学を望んでいる杏。彼女の成長も見どころだ[c]2022 横幕智裕・モリタイシ/集英社・映画「ラジエーションハウス」製作委員会

ストーリーが進むごとに杏の成長を感じられたことも喜びだという。本田は「杏ちゃんはとても真面目で責任感が強い性格から、父親の病院を継ぐことや、医師はこうあるべきなど、いろいろと捉われていたと思うんです。でも次第に自分の目で見て、考え、進むべき道を決断できるようになった。そしてシーズン2では技師さんたちに頼れるようにもなったり、成長を感じました」と想いを巡らせつつ、「ちゃんとみんなと仲間になれたのがすごくうれしかったです」とにっこり。


「一緒にいると安心だし、ものすごく楽しい」!チーム“ラジハ”のチームワークは抜群
「一緒にいると安心だし、ものすごく楽しい」!チーム“ラジハ”のチームワークは抜群[c]2022 横幕智裕・モリタイシ/集英社・映画「ラジエーションハウス」製作委員会

唯織を演じる窪田をはじめ、共演者たちとは、「一緒にいると安心だし、ものすごく楽しい」と家族のような絆を感じているそう。「皆さんお芝居もすばらしいし、人柄もステキな方ばかり。楽屋にいてもいつも笑わせてくれて、この現場に行くと皆さんの温かさを感じて、楽しさしかありません。劇中でも頼りになる仲間たちですが、そういった意味ではリアルとドラマがリンクしているよう。一人一人の相性がいいのか、みんなが素顔をさらけだしているような気がして(笑)。ここまでみんなが仲良くなれる現場も、なかなかないんじゃないかなと思います」とそのチームワークの良さは、しっかりと作品にも映しだされている。

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