ケビン・ファイギ、ジェームズ・キャメロンが“映画館での映画体験”への想いも語る。CinemaConで明かされたディズニーラインナップ総まとめ

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ケビン・ファイギ、ジェームズ・キャメロンが“映画館での映画体験”への想いも語る。CinemaConで明かされたディズニーラインナップ総まとめ

ピクサーから『バズ・ライトイヤー』、21世紀スタジオからはクライムドラマが公開

ピクサー作品からは『バズ・ライトイヤー』の冒頭30分が上映。6月17日に北米公開、日本公開は7月1日(金)予定
ピクサー作品からは『バズ・ライトイヤー』の冒頭30分が上映。6月17日に北米公開、日本公開は7月1日(金)予定[c]2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

そして、ピクサー作品からは6月17日に北米公開(日本公開は7月1日予定)の『バズ・ライトイヤー』の映画冒頭30分を上映。今作は2020年のパンデミック以降初めて劇場公開されるピクサー作品となる。『トイ・ストーリー』(95)以降、続編4作が作られた人気シリーズのスピンオフで、アンディが大事にしているバズ・ライトイヤーのおもちゃが生まれるきっかけになったオリジナル映画という設定。宇宙基地で惑星調査任務に就くバズ・ライトイヤー(声:クリス・エヴァンス)が、タイムトラベルをする物語で、癒しを提供するネコ型ロボットのソックスも登場する。

21世紀スタジオからは、『世界にひとつのプレイブック』(12)、『アメリカン・ハッスル』(13)のデビッド・O・ラッセル監督の最新作『アムステルダム』(11月4日北米公開)の予告編が到着。今作は、ジョン・デヴィッド・ワシントン、マーゴット・ロビー、クリスチャン・ベイル、テイラー・スウィフト、ゾーイ・サルダナ、ロバート・デ・ニーロ、アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ロックといった豪華出演者がそろうクライムドラマで、ラッセル監督らしいシニカルなユーモアが繰り広げられる。

「新しい『アバター』では、限界をさらに押し広げます」(ジェームズ・キャメロン)

待望の『アバター』(19)続編となる『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(12月日本公開)の最新予告が公開
待望の『アバター』(19)続編となる『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(12月日本公開)の最新予告が公開

そして、プレゼンテーションの最後には、『アバター2』こと、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(12月日本公開)の最新予告が公開された。2009年の第1作目から13年、今年12月16日にようやく全米で劇場公開となる。それに先駆け、9月23日にオリジナルの『アバター』のリマスター版の世界公開を予定しているという。そして、これから公開される4本の続編はそれぞれ中心となる家族がいて、やがて大きなサーガとして一つの物語になるのだそうだ。

現在ニュージーランドに滞在し映画の最終仕上げを行っているジェームズ・キャメロンはビデオメッセージで、「この2年間、映画業界は大変な状況でした。私は40年間映画を作り続けていますが、映画ビジネスを脅かすような事態は初めての経験でした。私に課せられた使命は、映画館で必ず観てもらえるようなコンテンツを提供することだと思っています。最初の『アバター』では、大画面の限界に挑戦しました。新しい映画では、その限界をさらに押し広げます。高度ダイナミックレンジ、高度フレームレート、高解像度、そしてより高度なリアリティを再現する3D技術で、さらなる限界に挑戦しています」と、新作に懸ける想いを述べた。


【写真を見る】ジェームズ・キャメロンが「さらなる限界に挑戦した」と語る「アバター2」!主演サム・ワーシントンと談笑するメインキング写真
【写真を見る】ジェームズ・キャメロンが「さらなる限界に挑戦した」と語る「アバター2」!主演サム・ワーシントンと談笑するメインキング写真[c]2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

そして、こう付け加える。「しかし、映画とは、技術だけで作られているわけではありません。ゾーイ・サルダナ、サム・ワーシントン、シガーニー・ウィーバー、スティーブン・レグ、そして新キャストのケイト・ウィンスレット、クリフ・カーティスら、新旧の友人たちと共にパンドラを再び探索するのはすばらしい冒険となりました」。この『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の予告編は、シネマコンで初上映された翌週に、劇場のみで上映されるという。また、現地時間9月9日〜11日にカリフォルニア州アナハイムで行われるファン向けコンベンション「D23」にて、さらなる最新情報が公開される予定だ。

取材・文/平井伊都子

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