アニメで綴るアフガニスタンから難民の過酷な半生と、未来への覚悟…『FLEE フリー』日本版予告公開|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
MENU
アニメで綴るアフガニスタンから難民の過酷な半生と、未来への覚悟…『FLEE フリー』日本版予告公開

映画ニュース 2022/5/4 13:00

アニメで綴るアフガニスタンから難民の過酷な半生と、未来への覚悟…『FLEE フリー』日本版予告公開

史上初のアカデミー賞国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、長編アニメーション賞3部門同時ノミネートを達成した『FLEE フリー』。このたび同作が6月10日(金)より日本公開されることが決定。あわせて日本版予告編が解禁となった。

【写真を見る】監督は約4年もの長い時間をかけて断続的にインタビューを敢行した
【写真を見る】監督は約4年もの長い時間をかけて断続的にインタビューを敢行した[c] Final Cut for Real ApS, Sun Creature Studio, Vivement Lundi!, Mostfilm, Mer Film ARTE France, Copenhagen Film Fund, Ryot Films, Vice Studios, VPRO 2021 All rights reserved

同作はタリバンとアフガニスタンの恐ろしい現実を題材にしたドキュメンタリー。アフガニスタンに生まれて幼少期に父をタリバンに連行され、残された家族と祖国を脱出した男性、アミンの人生を、登場人物の安全を守るためアニメーションで描いている。

多くの観客に深い感動と衝撃を与え、昨年のサンダンス映画祭でワールド・シネマ・ドキュメンタリー部門の最高賞であるグランプリを獲得。アヌシー国際アニメーション映画祭でも最高賞となるクリスタル賞ほか3部門を受賞するなど高い評価を受け、各国の映画祭で82受賞136部門ノミネートという圧倒的な評価を獲得している。

このたび公開された日本版予告編では、主人公アミンが誰にも明かしたことのなかった自身の過去を、長年の親友である映画監督(本作の監督ヨナス・ポヘール・ラスムセン)に対して初めて語り始めるようすが写し出され、アミンが自身のトラウマと向き合った上で一歩踏み出そうとする強い覚悟の言葉も切り取って、未来への希望も感じさせる映像となっている。

また、映像には、同作を絶賛する歴代のアカデミー賞監督によるコメントも収録。『ROMA ローマ』(18)のアルフォンソ・キュアロンは「人を立ち止まらせ、考えさせる。この映画は愛で出来ているのだ」とコメントを寄せ、『パラサイト 半地下の家族』(19)のポン・ジュノは「今年見た映画の中で、最も感動した作品。涙が出た。」と絶賛、2021年のベスト映画の1本にも選出している。


いまや世界中で大きなニュースになっている難民やアフガニスタンを巡る現実を捉えた同作。見る者に深い感動と衝撃を与える注目作をぜひ自身の目で確かめて欲しい。

文/入江奈々