批評家が選ぶ、オードリー・ヘプバーン出演作ランキング!『ローマの休日』だけじゃない、“フレッシュ”なおすすめ10選
2023年に没後30年を迎えるオードリー・ヘプバーン。女優としての活動はもちろん、ファッションアイコンとして、晩年にはユニセフの親善大使としても輝き続けたヘプバーンは、映画ファンのみならずあらゆる人々からいまなお愛され続ける永遠の名女優だ。
1929年にベルギーのブリュッセルで生まれ、バレリーナとしての経験を経てイギリスで女優としてのキャリアを積み上げる。そして『ローマの休日』(53)でヒロインのアン王女役に抜擢されると、第23回アカデミー賞主演女優賞を受賞。それ以後もおよそ20本の映画に出演し、アカデミー賞候補が4度、ゴールデン・グローブ賞候補に8度挙がるなど名実ともに映画の“黄金時代”をトップで駆け抜けていったヘプバーン。死後にはエミー賞とグラミー賞を受賞し史上5人目のEGOTを達成するなど、その実績は映画だけに留まらない。
そこで本稿では、オードリー・ヘプバーンがメインキャストとして出演した作品のなかから、映画批評を集積・集計するサイト「ロッテン・トマト」で批評家の評価が高い10作品を一挙に紹介していきたい。
「ロッテン・トマト」とは、全米をはじめとした批評家のレビューをもとに、映画や海外ドラマ、テレビ番組などの評価を集積したサイト。批評家の作品レビューに込められた賛否を独自の方法で集計し、それを数値化(%)したスコアは、サイト名にもなっている“トマト”で表される。好意的な批評が多い作品は「フレッシュ(新鮮)」なトマトに、逆に否定的な批評が多い作品は「ロッテン(腐った)」トマトとなり、ひと目で作品の評価を確認することができる。
中立的な立場で運営されていることから、一般の映画ファンはもちろん業界関係者からも支持を集めており、近年では日本でも多くの映画宣伝に利用されるように。映画館に掲示されたポスターに堂々と輝くトマトのマークを見たことがある方も多いだろう。
それでは、オードリー・ヘプバーン出演作の“フレッシュ”10傑を挙げていこう。
100%フレッシュ『おしゃれ泥棒』(66)
97%フレッシュ『ローマの休日』(53)
96%フレッシュ『暗くなるまで待って』(67)
94%フレッシュ『シャレード』(63)
94%フレッシュ『マイ・フェア・レディ』(64)
93%フレッシュ『麗しのサブリナ』(54)
89%フレッシュ『ティファニーで朝食を』(61)
88%フレッシュ『パリの恋人』(57)
83%フレッシュ『尼僧物語』(59)