ファンが選ぶ、初代「ウルトラマン」おすすめの“神回”ベスト10!『シン・ウルトラマン』の原点を振り返る
「ウルトラQ」や「ウルトラマン」など「ウルトラ」シリーズの大ファンであることを公言している庵野秀明が企画・脚本を務めた『シン・ウルトラマン』(公開中)。5月13日に満を持して公開を迎えるや、往年の「ウルトラ」シリーズファンはもちろん、これまであまり触れてこなかったという世代からも大好評。これを機に、初代「ウルトラマン」をはじめ過去のシリーズ作を観返してみようと思っている人も少なくないだろう。
2021年にテレビ放送がスタートしてから55周年の節目を迎え、日本をはじめ海外でも根強い人気を誇る特撮キャラクター「ウルトラマン」。今回の『シン・ウルトラマン』では、その企画・発想の原点へと立ち還りながら、現代の日本を舞台に“ウルトラマン”が初めて降着した世界を描きだす。主人公の神永新二役を演じる斎藤工を筆頭に、長澤まさみ、西島秀俊、有岡大貴、早見あかりといった豪華キャスト陣の共演も話題をさらい、公開前から大きな注目を集めていた。
そして公開された最初の土日2日間で観客動員数45万人、興行収入7億円を突破し、2022年に公開された邦画実写映画No. 1のスタートを飾り、週末動員ランキングで見事1位を獲得。初日から3日間でも動員64万1802人、興収9億9341万円となり、庵野と樋口真嗣監督がタッグを組み興収82.5億円を記録した『シン・ゴジラ』(16)を上回る大ヒットスタートとなっている。
2019年の暮れに行われた「TSUBURAYA CONVENTION 2019」に登壇した庵野は、本作におけるウルトラマンのデザインを、「ウルトラQ」や「ウルトラマン」などシリーズの世界観構築に大きな功績を残した成田亨が1983年に描いた絵画「真実と正義と美の化身」をコンセプトにしたと明かしている。また、樋口監督もMOVIE WALKER PRESSのインタビューのなかで過去のシリーズへのリスペクトを語っており、日本を代表する2人のクリエイターが持つ「ウルトラマン」への並々ならぬ想いと、その“原点回帰”への決意が、『シン・ウルトラマン』に凝縮されている。
そうしたなか、CS放送の「ファミリー劇場」では『シン・ウルトラマン』の公開を記念して、特集放送「ウルトラマン HDリマスター版」ファンが選ぶ10エピソードを放送。ここで往年のファンから選ばれた10作品をチェックすれば、『シン・ウルトラマン』をより一層楽しめること間違いなしだ。