北川景子が映画『ラーゲリより愛を込めて』で二宮和也の妻役に!二宮との初共演の感想は?
二宮和也が主演を務める映画『ラーゲリより愛を込めて』(12月9日公開)より、二宮演じる主人公の妻役を、北川景子が演じることが明らかに。あわせてティザービジュアルと特報映像が公開された。
二宮は、第二次世界大戦終了後、シベリアの強制収容所(ラーゲリ)にて不当に抑留され捕虜となり、過酷な状況下においても、ただ一人、生きることへの希望を捨てなかった山本幡男役を演じる。原作は「男たちの大和」で新田次郎文学賞を受賞した女性作家、辺見じゅんのノンフィクション小説で、『とんび』(公開中)の瀬々敬久監督がメガホンをとった。
今回、北川が演じる幡男の妻モジミは、第二次世界大戦中に家族とともにハルビンで過ごしていたなか、突然の空襲に遭い、幡男とは「日本で落ち合おう」と約束を交わしつつ、離れ離れに。幡男がそのままシベリアのラーゲリに抑留されたため、生存状況がわからないまま、幼い4人の子どもたちとともに、激動の時代を懸命に生き抜こうとする。
北川は「一歩外に出れば、どこまでも続く広い海で、この海も、空も、ラーゲリにつながっているだろうか、あの人もまた同じ海を、空を、見ているだろうかと、想いを馳せながら過ごした日々だったのではないかと思いながら演じました」と撮影に挑んだ心境を語った。また、今回初共演となった二宮についても「お会いした日からもう幡男さんでした。ああ、モジミさんはこの人を愛したのだなと、二宮さんを見て理解しました。そういう意味では役作りには苦労しませんでした」と称賛する。
また、解禁されたティザービジュアルには、「帰国(ダモイ)を、信じて。」というキャッチコピーとともに、手紙を手に遠くの地へ想いを馳せる幡男とモジミの姿があり、運命に翻弄されながらもお互いを想い続けた、強い夫婦の絆が感じられる。また、30秒の特報映像では、シベリアの猛吹雪のなか、倒れる仲間に肩を貸し、ロシア語で必死に訴えかける姿から、幡男の優しくも芯の強い人柄が伝わってくる。
夫の帰国を信じて疑わないモジミと、約束を忘れずモジミを想う幡男。離れていてもなお、互いに想い合う2人が織り成す11年に及ぶ激動の愛の実話は、観る者すべての心を震わす感動巨編となりそうだ。