涙を流しながらも笑顔で残虐行為を繰り返す感染者たち…『哭悲／THE SADNESS』本予告＆ビジュアル解禁！

世界のジャンル系映画祭を席巻し、海外では「内臓を抉られる衝撃」、「二度と見たくない傑作」と絶賛の声が相次いだ台湾発のエクストリーム・ホラー映画『哭悲／THE SADNESS』。7月1日(金)に公開される本作より、本予告と本ビジュアルが解禁された。

監督を務めたのは、本作が長編初監督となるロブ・ジャバズ。様々な名作ホラーからインスピレーションを得て、パンデミックを経験したあとの世界で、目を背けたくなるような暴力が横行するという衝撃的な物語を描きだす。舞台は、謎の感染症”アルヴィン”に長い間対処し続けてきた台湾。風邪のような症状しか伴わないこのウイルスは人々の警戒心を次第に解いていた。しかしある日、ウイルスが突然変異し人の脳に作用して凶暴化を助長する疫病が発生。感染者たちは罪悪感に涙を流しながらも残虐な行為を行うようになり、街は殺人と拷問で溢れかえってしまう。そんななか、数少ない生存者と病院に立て篭もったカイティン(レジーナ・レイ)。彼女から連絡を受けたジュンジョー(ベラント・チュウ)は、一人で狂気の街を彷徨い始める。

今回解禁された本予告では、凶暴化した感染者で溢れた台湾を舞台に、一組のカップルが再会を果たそうとする様子が映しだされる。泣きながら満面の笑みで残虐な行為を行う感染者たちであふれた台湾の街はまさに地獄絵図。逃げ場をなくした彼女は生き残り、離れ離れになってしまった恋人と再会することができるのだろうか？また、あわせて解禁されたビジュアルは、煙がたちあがり地獄と化した街と、血にまみれ涙を流す女性が写しだされている。恐怖と不安が入り混じった表情の彼女が運命と台湾の行方が気になるビジュアルである。

想像を絶する残虐行為が横行し、徹底されたゴア描写とスリル満点なストーリー展開が世界を戦慄させた本作。今年の夏は台湾発の狂気のホラーに期待したい！

文/小松糸