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オスカー俳優ジェフ・ブリッジス、がん治療中にコロナ感染も九死に一生を得る

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オスカー俳優ジェフ・ブリッジス、がん治療中にコロナ感染も九死に一生を得る

『クレイジー・ハート』(09)でアカデミー賞主演男優賞を受賞したジェフ・ブリッジス(72)が、がん治療中に新型コロナウイルスに感染。九死に一生を得たようだ。新たに孫となる男児が誕生し、犬も家族に加わり、6月5日には妻スーザンとの結婚45周年を迎えるなど人生の喜びを味わっているジェフ。しかし、いま生きていることは奇跡ともいえる状況だったのだとか。

【写真を見る】がん治療中に新型コロナウイルスに感染してしまったジェフ・ブリッジス
【写真を見る】がん治療中に新型コロナウイルスに感染してしまったジェフ・ブリッジス写真はJeff Bridges(@thejeffbridges)公式Instagramのスクリーンショット

2020年10月、自身のInstagramで非ホジキンリンパ腫(血液のがんの一種)の治療中であることを明らかにしたジェフだが、まだワクチン接種が可能になる前の2021年1月、コロナに感染。これまでの1年半を「奇妙な夢を見ていたようだ」と表現するジェフは、ある朝家でエクササイズをしていたら、腹部に違和感を感じたので医者に行ったところ、医師からショッキングな事実を伝えられたという。「『体の中に約30cm×22cmの腫瘍ができている』と言われたんです。体内に子どもがいるようなものですが、痛くもないしなにも感じなかった」という。

2020年10月、がん治療中であることを明らかにしたジェフ
2020年10月、がん治療中であることを明らかにしたジェフ写真はJeff Bridges(@thejeffbridges)公式Instagramのスクリーンショット

早速、経口化学療法に続いて抗がん剤治療を開始し、効果もてきめんだったそうだが、2021年1月にコロナに感染。抗がん剤治療で免疫力が弱っていたため症状が重く、健康状態が悪化してしまったという。「私にはまったく免疫力がなかったので、闘うすべもなく、死の縁をさまよいました。酸素吸入をして看護師に手伝ってもらわなければ、ベッドの上で自力で寝返りもできないほどの苦しみを味わい、約5か月を病院で過ごしました。私は九死に一生を得たのです」と「People」のインタビューで語っている。

2009年の『クレイジー・ハート』でアカデミー賞主演男優賞を受賞
2009年の『クレイジー・ハート』でアカデミー賞主演男優賞を受賞[c]EVERETT/AFLO


その後、医師の判断で開始した回復期患者血漿によって、少しずつ健康状態が改善され、希望が生まれたのだとか。週に3回、理学療法士と一緒にエクササイズをはじめており、現在は回復後の初仕事であるテレビシリーズ「The Old Man」の撮影を終えたばかりだ。

文/JUNKO

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