野沢雅子&古川登志夫、レジェンド級のコンビネーションでアフレコも舞台挨拶も息ぴったり!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
野沢雅子&古川登志夫、レジェンド級のコンビネーションでアフレコも舞台挨拶も息ぴったり!

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野沢雅子&古川登志夫、レジェンド級のコンビネーションでアフレコも舞台挨拶も息ぴったり!

「ドラゴンボール」のシリーズ最新作『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』(公開中)の初日舞台挨拶が11日、新宿バルト9にて開催され、レギュラー声優の野沢雅子、古川登志夫に加え、本作の新キャラクター、Dr.ヘド役の入野自由、人造人間ガンマ1号役の神谷浩史、ガンマ2号役の宮野真守、児玉徹郎監督が登壇した。

【写真を見る】敵役のキャストとは「しゃべらない」主義の野沢雅子が、神谷浩史とは「喋った」理由とは?
【写真を見る】敵役のキャストとは「しゃべらない」主義の野沢雅子が、神谷浩史とは「喋った」理由とは?

上映後の舞台挨拶だったが「ネタバレに気をつけて!」とMCから注意を促されると、野沢が開口一番、「私、一番危ないよね、黙ってます」とニヤリ。公開初日を迎えた気持ちについて訊かれると「今回は孫悟飯が“主”になり、とてもあたたかい映画になっています」とコメント。場内を見渡しながら「本日、ご覧になった方は1人最低5人を(映画館へ)お誘いください」と冒頭から宣伝協力を呼びかけた。

孫悟飯とともに本作のメインとなるピッコロ役の古川は「ネタバレなしで言うと見どころは…、ピッコロが可愛かったです!」と満面の笑み。「ドラゴンボール」への出演を夢見ていたという入野は「いつか出たいという思いがありましたが、まさかこのタイミングで、この作品にと思うと本当にうれしいです」と語った。「舞台挨拶のステージ、しかも大好きなマコさんの隣に立てるなんて」と興奮気味で話したのは神谷。「声優を続けていて本当によかった」とよろこびを明かし、監督のほうに体を向け「監督、サイコーでした!この一言に尽きると思います!」と作品を大絶賛し、深々とお辞儀をしていた。


人造人間ガンマ2号役の宮野真守
人造人間ガンマ2号役の宮野真守

宮野は、会場にいる子供たちに触れ「ちびっ子もたくさん観に来てくれて。僕も、子どもの頃はそちら側で目をキラキラさせながら映画を観ていました。まさか声優になるなんて思っていなかったけれど…。もしかしたら、このなかの誰かが将来声優になって『ドラゴンボール』に出るかもしれないですね」とニッコリ。見どころについては「懐かしい映像とファンがワクワクするような展開」と説明し、「知っている人は興奮するし、スーパーヒーローのすばらしさを教えてくれます。素敵なものがいっぱい詰まっている映画です」と熱く語っていた。

パイロットフィルムから含めると4年ほどの月日が経ったと明かした児玉監督は、「作品ができあがると、“あっという間でした”という声をよく聞きますが、しっかりと長かったです」と、作品に携わった長い時間をしみじみと振り返っていた。

「無事に初日を迎えたことに感謝!」と何度もお礼を口にした古川登志夫
「無事に初日を迎えたことに感謝!」と何度もお礼を口にした古川登志夫

アフレコを振り返り「古川さんと一緒に収録できて本当にうれしかった。ずーっと二人っきりで長い時間かけて収録しました」と語った野沢。30年以上一緒にやってきた2人には、打ち合わせは一切必要なかったという。「阿吽の呼吸ですか?」というMCの質問に「そうですね」と声を揃えて答えるなど、抜群のコンビネーションを見せていた。

新キャラクター、Dr.ヘド役の入野自由
新キャラクター、Dr.ヘド役の入野自由

憎まれるべき存在でありながら、愛すべきキャラクターを演じられて幸せという入野はオーディションを経て、役が決まったときの心境を「うれしいを通り過ぎて、限界突破していく感じがした」と本作への出演が特別だったと説明。神谷は、人造人間というキャラクターを新規ナンバリング、しかも1号をやれると聞き、テンションが上がったと笑顔で振り返った。

「自由さん、浩史、宮野くんという人気、実力のある御三方と共演できてうれしかったです」と古川が語ると、野沢がバトルの相手、神谷について「サイコーにやりやすかった。実はね、美容室が一緒なの。それくらいの仲だから、こうやればこう受けてくれるというのが、(手にとるように)分かるの!」と相性の良さを熱弁。芝居に影響するため、敵役とはあまり話をしない野沢だが「今回は喋った。だって、美容室一緒だから(笑)」と語ると、観客もステージ上の共演者も大爆笑。

「20年以上、同じ美容室なんです」という神谷の言葉に、古川が「もう同じ色にしてもらいなさい」と、野沢のような髪色にすることをうながし、会場は大きな拍手と笑い声に包まれた。野沢のコメントに対して、神谷は「マコさんに会うと得した気分になる。富士山が見えるときと同じ気持ち」とレジェンドのありがたみを解説し、「一緒に戦えて本当に幸せでした」と終始笑顔を見せていた。

初日舞台挨拶は爆笑の連続
初日舞台挨拶は爆笑の連続

最後の挨拶は野沢、古川のレジェンド2人で締めることに。古川は、アニメーションに代表される日本のコンテンツは世界中で評価を得ているとし、「とりわけ『ドラゴンボール』はその最高峰じゃないかな。“かめはめ波”は、世界の共通語になっています。とにかくほめどころがいっぱいすぎる作品で、手前味噌になっちゃうけれど、世界中の人たちに喧伝していきたいです」と胸を張る。野沢は「『ドラゴンボール』は絶対に裏切りません。とってもおもしろいので、1人5人に(おもしろかったと)連絡してください」と宣伝協力の念押しをして、笑顔いっぱいのイベントを締めくくった。

取材・文/タナカシノブ

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