「ルパン三世 PART6」BOX I&IIをまとめて開封レビュー!重厚感あふれる外装や各100ページのブックレットを一挙紹介
1971年にテレビアニメの放送がスタートし、テレビスペシャルや劇場作品、OVAなど長きにわたって新作が制作され続けてきた、モンキー・パンチ原作の「ルパン三世」。アニメ化50周年を迎えたメモリアルイヤーの2021年には、「ルパン三世 PART6」が放送され、唯一のオリジナルキャストとして次元大介を演じてきた小林清志から大塚明夫への役のバトンタッチ。押井守、湊かなえといった豪華脚本陣の参加も話題になった。
そんな「PART6」の第1クール(1~12話)をファン必見の特典映像と共に収めたBlu-ray&DVD-BOX Iは現在発売中だが、いよいよ6月22日(水)より第2クール(第13~24話)をまとめたBOX IIもリリース開始となる!並べて眺めるだけでも楽しい2つのパッケージを早くも入手したので、BOXセットならではの魅力、特典映像、作品の見どころを開封しながら紹介していきたい。
舞台は英国から全世界まで!「PART6」のストーリーをおさらい
まずは簡単な「PART6」のおさらいから。世界的大泥棒アルセーヌ・ルパンの孫であるルパン三世と次元大介、石川五ェ門、峰不二子、ルパンを逮捕するのに執念を燃やし続けてきた銭形警部らの活躍が描かれるのは、これまでのシリーズと同様。そのうえで本作の大きな特徴と言えるのが、第1クールと第2クールで異なるテーマが設定されているところだ。
第1クールのテーマは"ミステリー"で、名探偵の名跡を受け継ぐシャーロック・ホームズが登場するほか、スコットランドヤードやMI6も絡みながら、イギリス政府を陰で操る秘密組織「レイブン」の隠し財宝につながる1枚の映画ポスターを巡る攻防が展開。シリーズ構成を務めた大倉崇裕によるメインストーリーに加え、前述の押井に湊、アニメ脚本家としても知られる推理作家界の大御所、辻真先をはじめ、芦辺拓や樋口明雄らがゲスト脚本家として参加したオムニバスエピソードも差し込まれる。
一方の第2クールは"女"にフィーチャー。シリーズ構成は「ゾンビランドサガ」などで知られる村越繁にバトンタッチとなり、ルパンの前に次々と現れる魔性の女たちの存在によって、先の読めないサスペンス作品になっている。ひょんなことからルパンらと関わりを持つ花屋で働くどこか儚げなマティアに、銭形警部の部下のアリアンナ、謎の強盗集団を率いるメルセデスなど、バラエティ豊かなキャラクターたちが登場。さらに、ルパンが"母親"と称するトモエの存在も語られるなど、知られざる彼のルーツにも迫っていく。
重厚感あるルパンが描かれた、豪華な収納BOX!
「ルパン三世」の魅力と言えば、クールでハードボイルドな世界観。収納BOXに描かれたイラストからもそのカッコよさを十二分に感じとることができる。BOX Iにはルパンや次元たちおなじみのメンバーに加えて、ホームズや第1クールのヒロイン・リリーをデザイン。険しい表情のルパンたち、不安気なリリーを守るようにその腕に抱くホームズの構図からも、因縁や陰謀が渦巻く本作のストーリーを感じさせる。BOX IIでは愛銃のワルサーP38に腰掛けるルパンを中央に配置。その後ろには、劇中に登場する女性キャラクターたちがおぼろげに写っており、両目の周りが影で少し暗くなっているルパンの顔からも重厚感あるテイストが伝わってくる。
ちなみに、この収納BOX。背表紙だけでなく、上下にも「LUPIN THE THIRD PART6」のタイトルが印字され、表面の隅には50周年記念のロゴが小さくレイアウトされるなど、さり気ないおしゃれ感がうれしい。また、取り出し口からはデジパックと特典ブックレットの背表紙が姿をのぞかせるが、BOX Iがブルー、BOX IIはピンクのカラーリングで差別化されているので、重ねて見比べてみるのも2つとも手にした人に許される一興だろう。
発売中
価格:Blu-ray26,400円(税込)/DVD22,000円(税込)
発売・販売元:VAP
■『ルパン三世 PART6』 Blu-ray BOX I&DVD-BOX I
発売中
価格:Blu-ray26,400円(税込)/DVD22,000円(税込)
発売・販売元:VAP
※商品、特典の詳細は公式サイトにてご確認ください。