銃を構える西島秀俊が色気満点…『グッバイ・クルエル・ワールド』9月9日公開決定！場面写真も到着

大森立嗣監督が、西島秀俊を主演に迎えて贈るクライム・エンターテインメント『グッバイ・クルエル・ワールド』。本作の公開日が9月9日(金)に決定し、あわせて場面写真が解禁となった。

監督を大森が、脚本を『さがす』(22)、『死刑にいたる病』(22)の高田亮がそれぞれ担当し、オリジナルで描く本作。⻄島、斎藤工、玉城ティナ、宮川大輔、三浦友和が扮する、全員互いに素性を明かさない一夜限りの強盗団は、ある夜、ラブホテルで秘密裏に行われていたヤクザ組織の資金洗浄現場を狙い、大金強奪の大仕事に成功する。それぞれの生活に戻るメンバーだったが、警察やヤクザ組織に追われる日々が始まってしまう。宮沢演じるラブホテル従業員、大森南朋演じるヤクザと黒いつながりを持つ刑事などを巻き込み、大波乱の物語が幕を開ける。

そして今回解禁になったのは、映画を彩るそれぞれのキャラクターたちの情感あふれる場面写真。⻄島演じる妻子への愛の陰に凶暴な過去を隠す安⻄は、一夜限りと決めた裏仕事で、銃を構えた様子が切り取られている。また、斎藤演じる、悪だけが恋人のヤミ金業者、萩原は、喫茶店の窓際でタバコをくわえ佇む姿にただならぬ殺気を感じさせており、宮沢演じる矢野は、銃声鳴り響く狂気の世界で最も危うげな光を放つ。

自由を買い占める大金が欲しい美流を演じる玉城は、すさんだ暮らしのなかで、一途に自由を求めるキャラクターで新境地を開拓。宮川は、美流のピュアな本能に魅入られた武藤として、チンピラ感あふれるが、どこか愛しいキャラクターに。そして、強盗団を追い詰めるヤクザと警察組織の境界で暗躍する蜂谷刑事を演じる大森は、正義と悪の間に揺れる寂れた男の悲哀を感じさせ、三浦扮する金持ちどもの転落を画策する浜田は、すべての登場人物の運命を翻弄する強盗団のボスを納得の存在感で魅せている。

場面写真からは、それぞれのキャラクターの雰囲気がうかがうことができる。若手からベテランまで気鋭のキャストがそろった本作では、どんな物語が展開するのか？今後の続報にも注目だ。

文/サンクレイオ翼