熱き国会議員と手段を選ばぬ選挙参謀がすれ違う…『キングメーカー 大統領を作った男』予告編&場面写真が到着|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
熱き国会議員と手段を選ばぬ選挙参謀がすれ違う…『キングメーカー 大統領を作った男』予告編&場面写真が到着

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熱き国会議員と手段を選ばぬ選挙参謀がすれ違う…『キングメーカー 大統領を作った男』予告編&場面写真が到着

韓国が誇る名優ソル・ギョングと、『パラサイト 半地下の家族』(19)のイ・ソンギュンが共演し、第58回百想芸術大賞で最優秀男性演技賞、監督賞、男性助演賞の3冠を受賞した『キングメーカー 大統領を作った男』が8月12日(金)より公開。本作より、予告編と場面写真が解禁となった。

【写真を見る】イ・ソンギュンが、勝利のためならなんでもする男チャンデに扮する
【写真を見る】イ・ソンギュンが、勝利のためならなんでもする男チャンデに扮する[c]2021 MegaboxJoongAng PLUS M & SEE AT FILM CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

最高権力の座を目指して政治家同士が激突し、負ければ汚職など不正行為を問われて刑務所入りになることもある韓国の大統領選。今年3月、5年ぶりに政権交代となったのも記憶に新しいが、本作はまさに苛烈な大統領選を描き、韓国で大きな話題になった。本作で描かれるエピソードの多くは、日本とも縁の深い第15代韓国大統領キム・デジュンと、彼の選挙参謀だったオム・チャンノクの実話がベースとなっている。監督は、ギョングが主演を務めた『名もなき野良犬の輪舞』(18)のビョン・ソンヒョンが務め、韓国映画界が得意とするポリティカル・サスペンスの真骨頂であり、本作を歴史の重みを感じさせる本格派の政治映画として新境地を開拓した。

今回解禁された予告編では、光の当たる表の存在として大統領を目指すキム・ウンボム(ギョング)が5時間19分も演説をするほどの熱意と、「なにがあってもウンボムを勝たせる」という天才参謀のチャンデ(ソンギュン)の手腕によって選挙戦を勝ち抜いていく様子が描かれている。しかし、「勝つためなら親の位牌も売り飛ばすやつだ」と言われるほど手段を選ばないチャンデと、そのやり方に疑問を抱いたウンボムの間には少しずつ溝が生まれていく。その後、野党のライバルであるキム・ヨンホ(ユ・ジェミョン)や、与党の選挙戦略家イ室長(チョ・ウジン)らの思惑も渦となり、運命共同体であったウンボムとチャンデの待ち受ける結末が気になる予告編となっている。

日本でも、7月10日(日)の投票に向けて街頭演説などで選挙運動が開始し、激しい選挙戦が始まる。その裏側に”キングメーカー”はいるのだろうか。時代を映した衝撃作の日本上陸に期待が高まる。

文/小松糸

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