フォロワー数10万超え！人気犬のご主人たちが『ハウ』で改めて感じた、“犬という生き物のすばらしさ”とは

「スマホを逆さまにすると、ぬいぐるみっぽさが増した写真が撮れるんですよ」(宮原)

――民夫は「ハウパパ(hawpapa)」のアカウント名でSNSにハウとの日々を投稿していましたが、フォロワー数が100程度で止まっています。ペットインフルエンサーとしてたくさんのフォロワーがいらっしゃるお2人に、愛犬をかわいく撮影するテクニックやより多くの人の目に留まる方法を伝授いただきたいです！

efrinman「コツはないです。強いていうなら“ねらわないこと”です。日ごろ自分が見ていて一番かわいいと思う姿を載せるのが一番かなと思います。被り物をすれば普通にかわいくなるのでやってしまいがちですが、ネタが切れたらそれで終わりなので(笑)。長く続けたいなら、自然な姿を撮り続けるのがおすすめです」

宮原「目にシャッターがほしいくらい、暇さえあれば撮影しています。スマホは常備していますが、かわいいと思った瞬間、両手が塞がっていることもあって、シャッターチャンスを逃すこともしょっちゅうです」

efrinman「構えている間に、犬はまた別のことをしちゃってますしね (笑)」

宮原「そうなんです。美容師という職業柄、以前はモデルさんをスマホで試し撮りする機会がたくさんありました。かわいい角度を模索することは、その時に身についたスキルなのかもしれません。あえていうなら、よくスマホを逆さまにして撮っていますね。ぬいぐるみっぽさが増した写真が撮れるんですよ」

「かわいいだけではなく、犬を飼うことの覚悟などを感じてほしいと思いました」(efrinman)

――宮原さんは、子犬から育てるのはあんちゃんが初めてだそうですが、大変なことや勉強になったことなどはありますか？

宮原「何度、『子犬　元気すぎる』でネット検索したことか(笑)。わからないことだらけだし、心配になるので、すぐにネットで調べたり、ちょっと気になることがあれば病院に連れて行っちゃいます。陽気な犬種同士の掛け合わせで、一般的な子犬より元気ということもあり、最初はびっくりしました。犬を飼うのは収入面が安定してからと人生プランに入れてしっかり決めていましたが、それでも予想の2倍はかかっています。覚悟がないと飼えないなと思いました」

――efrinmanさんは、大型犬を飼うのはとても体力がいるというお話もされていましたね。

efrinman「体力と覚悟はすごく必要だと思います。小型も大型も関係なく、子犬から飼うのは本当に大変です。私もカーペットや壁紙など家中のありとあらゆるものを破られまくって、ノイローゼになるくらい大変でした。映画でもSNSでも、犬のかわいさに目がいってしまいがちですが、私はかわいいだけではなく、犬を飼うことの覚悟などを感じてほしいと思いました。そういう想いを込めてSNSもやっているつもりです」

「一緒に生きられる時間が限られているからこそ、1日1日を大事にしようと思える映画です」(宮原)

――愛犬に支えられたエピソードはありますか？

efrinman「母を亡くして半年後に先代のエフがやって来ました。世話に明け暮れて落ち込む暇が作れないほどだったのは、本当にありがたかったです。怒ることも多かったけれど、笑うことができたのはエフのおかげでした」

宮原「あんちゃんが家に来る1年前に兄を亡くして、本当に落ち込んで心もボロボロな状態でした。だけど、あんちゃんが視界に入るだけで生きていられると感じて、その時は日々の癒しとは別の癒しを感じました」

――では最後に、愛犬と暮らすお2人から、『ハウ』をご覧になる方々へのメッセージをお願いします！

efrinman「犬を迎える時は、覚悟を持つこと。犬を飼っている人はもちろん、これから犬を飼いたいと思っている方にも観てほしい作品です」

宮原「当たり前にいた存在がいなくなる時の衝撃は、想像するよりもつらいことです。毎日何気なくもらっている癒しですが、一緒に生きられる時間が限られているからこそ、1日1日を大事にしようと思える映画です。犬を飼っている方には、共感ポイントがたくさんあると思います！」

取材・文/タナカシノブ