フォロワー数10万超え!人気犬のご主人たちが『ハウ』で改めて感じた、“犬という生き物のすばらしさ”とは
「悩んでいる人のそばで伏せをしている姿とか、なにかを察しているかのような仕草にキュンとなりました」(宮原)
――『ハウ』でお2人の心に一番刺さったシーンを教えてください。
efrinman「ハウがいなくなったあと、民夫が家に帰ってきたシーンです。いるはずのないハウの顔が見えちゃうこと、なにを見てもハウを思い出してしまうのは私も同じ経験をしているのでわかります。散歩をしているゴールデンレトリバーを見かけると、ハッとしたりして…。胸が締め付けられるような気持ちはいつまでも忘れられないですね」
宮原「走っているシーンはすごく楽しそうでこちらも笑顔になりました。全身から“楽しい”があふれでる感じとか本当に愛しくて。悩んでいる人のそばで伏せをしている姿とか、(人間の)すべてを理解しているわけではないけれど、なにかを察しているかのような仕草にキュンとなりました」
「民夫の犬のことが好きだという気持ちがスクリーンから伝わってきました」(efrinman)
――豊かな表情を見せたり、人間の動きに合わせてダンスを披露するなど、初演技ながら見事主演を務めたハウ役のベックくんですが、その演技力はいかがでしたか?
efrinman「修道院のシーンで足を引きずっていたのは『すごい演技だな』と驚きました」
宮原「中学生の女の子とのシーンで、『電車に乗ってここに座りなよ』と言わんばかりに『ハウッ!』と鳴いたのには驚きました。名演だなって。本当にいい子だなと思う演技がいっぱいでした。実は今回の対談のお話をいただいたのがきっかけで、私はベックくんと会うことができて、あんちゃんと一緒にごあいさつしました。思った以上に大きくてびっくりしました。よく頑張ったね、と言いたくなっちゃいました(笑)」
――頼りないところもありますが、ハウへ深い愛情を注ぐ民夫役の田中圭さんの印象も教えてください。
efrinman「犬のことが好きだという気持ちがスクリーンから伝わってきました。すごく自然に接している印象です。最初はあまり乗り気じゃないのに、いつのまにかハウがいなければ生きていけないという感じになっていく様子も、あのちょっと冴えない感じもよかったです」
宮原「民夫のキャラクターが自然とハマっていて、ハウがいなくなった時の動揺や悲しさが、すっと入ってくる感じで共感できました。職場の同僚に、『寂しいなら新しい犬を飼えばいいじゃん!』と無神経なことを言われた際の衝動的な行動もよかったです」
efrinman「あんなこと言われたらイライラしちゃいますよね。私だったら、なにか言い返したいと思うだろうけれど、言い返せないかな…」
宮原「私は気持ちが昂って言ってしまいそうです(笑)。犬を飼っていないとわからない気持ちもあるのかと諦めるかもしれないけれど…」
「心の支えがないなかで、ハウに出会えてよかったなと思いました」(宮原)
――ハウが旅路でいろいろな人に出会って、癒していく姿が描かれます。印象に残っているエピソードはありますか?
efrinman「ネタバレになるので詳しくは説明できないですが、自分を幸せにしてくれなかった相手を危機から助けるエピソードです。どんなに危険でも一生懸命助ける。人を恨んだりしないし、飼い主が幸せなら自分も幸せという犬のすばらしいところが描かれていると思いました」
宮原「福島の震災地域から他県へ避難してきたことで、嫌がらせを受けて学校に行けなくなった女子中学生とのエピソードが印象的でした。私の主人が福島県出身で、美容師をしているので仮設住宅で髪を切るボランティアをしたことがあります。私たちからするとだいぶ時間が経ったようにも感じますが、当事者の方たちにはいまだに傷が癒えない人もたくさんいるんだろうなと考えさせられました。心の支えがないなかで、ハウに出会えてよかったなと思いました」
2021年1月15日生まれのキャバリアとビジョンフリーゼのミックスの男の子。Instagramでフォロワー数14.4万人(8月17日現在)を誇るインフルエンサー犬。
Instagramアカウント:@anchan_0115_andy
■コメ
Instagramで人気の「エフ漫画」作者、efrinmanの飼い犬であるゴールデンレトリバーの女の子。2018年1月1日生まれ。コメと先代エフとの暮らしを描いた「エフ漫画」は、「エフ漫画 ゴールデンレトリバーのエフとコメとの楽しい暮らし」(講談社)として書籍化。第2弾「エフ漫画 ゴールデンレトリバーのエフとコメとのもっと楽しい暮らし」(講談社)も発売中。
Instagramアカウント:@rinman3
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