話題の映画や映像作品から思わず欲しくなるフィギュアをご紹介。今回はドラマシリーズ「ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪」が配信中の「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズから、映画版のアイテムをチェック。ハイエンドなスタチューやフィギュアを数多く世に送り出しているプライム1スタジオのなかでも圧倒的なクオリティを誇るアイテムを紹介していきたい。
繊細なフロドと不気味なゴラムの名シーンを立体化!
まずはシリーズの主人公フロドとシリーズを代表するキャラクター、ゴラムを立体化した「プレミアムマスターライン ロード・オブ・ザ・リング~王の帰還~ フロド & ゴラム ボーナス版」から見ていきたい。劇中の“大蜘蛛シェロブ”の巣でのシーンをイメージして作り上げられた、1/4スケールのジオラマスタイルのスタチューだ。
演じるイライジャ・ウッドそっくりのフロドの顔部は、怯えながらも自分の使命をまっとうしようとする勇敢かつ繊細な内面が顔つきから伝わってくる仕上がり。過酷な旅を物語るような絶妙な傷み具合や布の質感が再現されたコスチューム、胸元にかけられた指輪、ホビット族の特徴である大きな足とその甲から生える毛など、細部に至るまで徹底的に再現。さらに左手に持つガラドリエルから贈られた玻璃瓶はLEDによるライトアップ機能を備えているほか、右手に持つ短剣”つらぬき丸”の刃の部分に刻み込まれた模様や言葉まで精巧に作り込まれている。
一方、ゴラムはその不気味な雰囲気が巧みに表現されている。フロドのほうに向けられたギョロッとした目つき、半笑いの口元などその表情はまるでなにかを企むかのよう。頭部のわずかな髪には人工毛が使用されており、リアリティが抜群だ。青白い血管が表面に浮き出ているボディは、痩せ細った体つきや丸まった姿勢を再現。生々しい傷跡や背中から隆起した背骨など特徴もしっかりと捉えられている。
ベースの部分は大蜘蛛シェロブの根城をイメージしており、岩場に張り巡らされた蜘蛛の巣、転がる骨や土埃など、劇中の空気感が漂う見事な一品だ。
亡霊を従え戦うアラゴルンがカッコいい!
「プレミアムマスターライン ロード・オブ・ザ・リング~王の帰還~ アラゴルン」は、指輪の仲間の一員であり、ゴンドールの王族の末裔アラゴルンを全高約76cmの1/4スケールでスタチュー化したアイテム。かつてサウロンを倒した剣を鍛え直した”アンドゥリルの剣”を携え、亡霊となった兵士を率いて戦う姿が再現されている。
キャラクターを演じたヴィゴ・モーテンセンの精悍でたくましい顔つき、ウェービーヘアの髪の動き1本1本まで、そのまま劇中から飛び出してきたかのような躍動感がある頭部に加え、くたびれた感じの出た服装、恋人アルウェンから送られたアクセサリー、アンドゥリルの剣など、劇中での姿が忠実に再現されている。
ベースには淡い緑で塗装された死者の軍勢が配置されており、クールな雰囲気が存分に引き出されたアラゴルンらしいアイテムとなっている。