伊藤沙莉や田中圭ら追加キャストも発表『⽉の満ち⽋け』本予告とビジュアルが解禁
佐藤正午の第157回直⽊賞受賞作を、⼤泉洋主演、有村架純らを迎えて実写映画化した『⽉の満ち⽋け』(12⽉2⽇公開)。本作の本予告映像と本ビジュアルが解禁となり、さらに伊藤沙莉、田中圭ら新豪華キャスト陣と、劇中音楽情報が発表された。
本作は、「愛する⼈にもう⼀度めぐり逢いたい」という想いが起こした奇跡を描く、数奇で壮⼤なラブストーリー。現代を⽣きる、愛する妻⼦を亡くした男性、⼩⼭内堅と、27年前にある⼥性と許されざる恋をした⼤学⽣、三⾓哲彦。無関係だった彼らの⼈⽣が、“瑠璃”という名の⼥性の存在によって交錯していく。⼩⼭内役に、NHK⼤河ドラマ「鎌倉殿の13人」での熱演も記憶に新しい国⺠的俳優、⼤泉、そして⼩⼭内の娘と同じ名を持ち、物語の鍵を握る謎めいた⼥性、正⽊“瑠璃”役に有村。“瑠璃”と許されざる恋に落ちる三⾓役を、単独での映画は初出演となる⽬⿊蓮が、⼩⼭内の最愛の妻、⼩⼭内梢役を柴咲コウが演じる。また監督は、『余命1ヶ⽉の花嫁』(09)や『ストロボ・エッジ』(15)の廣⽊隆⼀が務め、脚本を『映画 ビリギャル』(15)、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(18)などの橋本裕志が担当する。
解禁された予告映像では、幸せの絶頂から家族を失い、憔悴した⼩⼭内の下に、かつて恋⼈を失った⻘年、三⾓が来訪し、緊迫したなかで対峙する様⼦が。まったく関係のないように思われた2⼈の物語が、ある⼥性“瑠璃”の「⽣まれ変わってもあなたに逢いたい」という強い想いによって交差する様⼦がエモーショナルに描かれている。
⼤泉は20代〜30代の幸せで⽣気あふれる姿と、40代で家族を失い憔悴しきった姿を、そして⽬⿊は20歳の恋に落ちる初⼼な⼤学⽣と、その後成⻑し39歳で⼩⼭内を訪ねる⻘年を演じ分け、時を超えた奇跡のラブストーリーを確かなものにしている。
また、ポスタービジュアルでは、⼩⼭内の妻である梢がそっと後ろから⼩⼭内を抱きしめ、和やかな表情を浮かべる⼩⼭内夫婦と、それとは対照的に⾬が降るなか、傘もささずに抱きあい、互いを想う気持ちがあふれ出したような瑠璃と三⾓という2組の姿が描き出されている。「もう⼀度逢いたい」という強い想いが起こした、あまりにもせつなすぎる奇跡とは?2組の数奇で壮⼤な運命を予感させるポスターとなっている。
さらに、本情報解禁にあわせ、新たな出演キャストも発表され、コメントも寄せられた。⼩⼭内の娘、瑠璃の親友で、瑠璃の死後に⺟になり、⼩⼭内にある頼み事をする緑坂ゆい役に、映画『ちょっと思い出しただけ』(21)に出演、主演作『探偵マリコの⽣涯で⼀番悲惨な⽇』(2023年公開)の公開が控える伊藤沙莉。正⽊瑠璃の夫で瑠璃を愛しているが、時に暴⾛してしまう正⽊⻯之介役を、『ハウ』(22)の⽥中圭が演じる。また⼩⼭内の娘、瑠璃役に新鋭、菊池⽇菜⼦、三⾓のバイト仲間である中⻄と店⻑に寛⼀郎と波岡⼀喜、⼋⼾に住まう⼩⼭内の⺟親、⼩⼭内和美役に丘みつ⼦、その⺟の介護⼠、荒⾕清美役に安藤⽟恵と、豪華キャストが集結した。
加えて、劇中⾳楽情報も解禁され、劇中に名曲ジョン・レノンの「Woman」が登場することが明らかに。劇伴作家を「ゲスの極み⼄⼥」のメンバー、ちゃんMARIとしても活躍している、FUKUSHIGE MARIが担当する。劇伴を⼿掛けるのは本作が初となるが、各シーンがどう彩られたのか、大いに期待したい。