住人たちがお肉の取り合い!?『川っぺりムコリッタ』すき焼きを味わう本編映像が解禁
松山ケンイチ主演、ムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆共演による、『かもめ食堂』(06)の荻上直子監督最新作『川っぺりムコリッタ』が9月16日(金)より公開される。川べりの古いアパート“ハイツムコリッタ”に住む住人たちの人間模様を描く本作より、本編映像が到着した。
「ひっそりと暮らしたい」と無一文のような状態で、ハイツムコリッタに引っ越してきた孤独な男、山田(松山)。彼が、図々しいほど距離感が近い隣の部屋の島田(ムロ)、夫に先立たれた大家の南(満島)、ひたすら家を訪問して墓石を売る溝口親子といった様々な事情を抱えた住人たちと出会い、少しずつ心がときほぐされていく。
解禁された本編映像は、すき焼きを前ににやける溝口家に、その匂いを嗅ぎつけたハイツムコリッタの住人である山田、島田、南親子が、押しかけてくるというシーン。「すき焼き?すき焼きだよね」と勢いよく障子を開ける島田が、矢継ぎ早に「みんな、助けあわないと生きていけないよね。僕、金持っていません!」と宣言。山田にも一緒に食べるようと促すが「いや、僕は」と遠慮気味に答える。だが、目の前のすき焼きを見た山田は、早速家に戻り、箸と茶碗を両手にダッシュで駆け戻り「僕、金持ってませ~ん!」と同じく宣言する。
山田と島田に圧倒された溝口は大きく落胆。家賃を半年滞納していた溝口だが、半年ぶりに高級な墓石が売れたと語る。続いて、新たに匂いに誘われて溝口家にやってきた大家の南親子らも参戦。アパートの住人皆で豪華なすき焼きをがむしゃらに食べる姿がなんとも食欲をそそる。
そのほか、『川っぺりムコリッタ』には、観ればお腹がなりそうなおいしいご飯を食べるシーンが満載。ぜひ観終わったあとは、大切な誰かと食卓を囲みたい。
文/山崎伸子
作品情報へ