ディズニー100周年を記念して製作される、集大成にして原点『ウィッシュ』2023年冬に日本公開決定!
1923年にウォルト・ディズニーと兄のロイ・O・ディズニーが「ディズニ・ブラザース・カートゥーン・スタジオ」を設立してから、2023年で100周年。それを記念して製作されるディズニー・アニメーション・スタジオのオリジナルミュージカル作品『ウィッシュ』が2023年冬に公開決定。現地時間9月9日に行われた「D23 Expo」で、ファーストルックと劇中歌がお披露目された。
長きにわたってディズニー作品が描き続けてきた“願いの力”を真正面からテーマとして描く、ディズニー100年の歴史の集大成にして原点回帰と呼ぶべき本作。物語の舞台はどんな願いも叶うと言われている“ロサス王国”。前向きで明るく、リーダーの素質を持ち合わせ、王国の人々を大切に思っている17歳の少女アーシャは、ある出来事によって王国に隠された秘密を知り、恐ろしい敵と対峙するために立ち上がることを決心する。
メガホンをとるのは「アナと雪の女王」シリーズを手掛けたクリス・バック監督と、『アナと雪の女王』(13)や『ズートピア』(16)でストーリーアーティストを担当したファウン・ヴィーラスンソーン監督。脚本はディズニー・アニメーション・スタジオのクリエイティブ・オフィサーでもあるジェニファー・リーが担当。そしてヒロインのアーシャの声は、『ウエスト・サイド・ストーリー』(21)で第94回アカデミー賞助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズが務める。
「D23 Expo」のプレゼンテーションでは、デボーズが初披露となる劇中歌の「More for Us」を生歌唱。同じく登壇したバック監督はこの楽曲について「愛する人たちのための“願い”の気持ちがアーシャのなかでどんどん強くなっていく様を表現した歌。すごく美しいメッセージだ」と説明。劇中の音楽を担当するのはこれまで数多くの有名アーティストたちに楽曲を提供してきたソングライター兼アーティストのジュリア・マイケルズ。新世代の作曲家が手掛ける楽曲と共に贈るディズニー渾身の一作に、いまから期待は高まるばかりだ。
文/久保田 和馬