「ミズ・マーベル」主演の新星が語る、「コスプレするほど憧れた」キャラクターへの大抜擢|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
「ミズ・マーベル」主演の新星が語る、「コスプレするほど憧れた」キャラクターへの大抜擢

インタビュー

「ミズ・マーベル」主演の新星が語る、「コスプレするほど憧れた」キャラクターへの大抜擢

「ワンダヴィジョン」(ディズニープラスで配信中)や「ムーンナイト」(ディズニープラスで配信中)など、新作が発表されるたびに大きな注目を集めるマーベル・スタジオのオリジナルドラマシリーズ。その最新作となる「ミズ・マーベル」(配信中)の最終話が、いよいよ7月13日(水)よりディズニープラスにて配信スタート。それにあわせ、主演のイマン・ヴェラーニとカムラン役のリッシュ・シャーのインタビューをお届けしよう。

主人公はキャプテン・マーベル憧れる高校生のカマラ・カーン(イマン・ヴェラーニ)
主人公はキャプテン・マーベル憧れる高校生のカマラ・カーン(イマン・ヴェラーニ)[c]2022 Marvel

本作の主人公はアベンジャーズが大好きで、なかでもキャプテン・マーベルに憧れを抱く高校生のカマラ・カーン(ヴェラーニ)。学生特有の悩みに苦労しながらも、“ヒーローになったらすべてが思い通りになるはず”と妄想する日々を過ごしていたある時、夢にまでみたヒーローのパワーを手に入れ“ミズ・マーベル”へと覚醒。勉強、恋、ヒーロー活動に全力を注ぎながら、力を持つものとしての責任に葛藤し、様々な問題や脅威へと立ち向かっていく。

「15歳の時にコミックを全部読み、コスプレをするほどカマラに夢中になりました。その役を演じることはとても緊張しましたが、MCUの世界観や大規模な撮影に魅了されました」と語るヴェラーニは、ケヴィン・ファイギをはじめとした製作陣の満場一致によってカマラ・カーン/ミズ・マーベル役に抜擢された超新星。「作品に携わる全員が劇中のキャラクターをとても愛していて、時間と努力を費やしていました。それを見て、私もベストを尽くさなきゃいけないと感じました」と、初めて射止めた大役の重さを感じながら撮影に臨んだことを明かす。

カマラが憧れを抱くカムランを演じたリッシュ・シャー
カマラが憧れを抱くカムランを演じたリッシュ・シャー[c]2022 Marvel

一方、劇中でカマラが恋に落ちる青年で、スーパーパワーの持ち主でもあるカムランを演じたシャーも、これが初めての大役。これまで第94回アカデミー賞短編実写映画賞を受賞した『The Long Goodbye』やNetflix映画『好きだった君へ: これからもずっと大好き』(Netflixで配信中)などに出演してきたシャーは、原作コミックやMCUの大ファンであることを明かし「僕にとってカムランは夢のような役柄。ほかの現場とはまるで違う経験をさせてもらえました」と大満足の様子。

「イマンとの仕事はとても楽しく、夢のようだった。一緒にボリウッドミュージックを聴いたり、歌ったり。ほかの共演者とも親密になれたし、撮影中はまるで家にいるようだった。これは劇中の登場人物たちの関係性を描くうえで大事なことでした。それが作品全体によい影響をもたらしたと思います」と、充実した撮影期間を楽しそうに振り返った。

ミズ・マーベルは『キャプテン・マーベル』の続編『The Marvels』にも登場!
ミズ・マーベルは『キャプテン・マーベル』の続編『The Marvels』にも登場![c]2022 Marvel

本作の見どころの一つは、初めパワーをうまく使いこなすことができなかったカマラがスーパーヒーローとして着実に成長していく姿。そこに青春ドラマとしての魅力が加わることで、マーベル屈指の人気作である「スパイダーマン」を彷彿とさせる。すでに来年公開を控える『キャプテン・マーベル』(19)の続編『The Marvels』への登場も決定しているカマラについて、ヴェラーニは「彼女は今後ヒーローとして、より成長していきます。それを皆さんに見てもらうのがとても楽しみです」と期待感をあらわに。

そんなヴェラーニが本作の撮影で特に苦労したというのが、VFXを駆使したシーン。「相手がいなくても感情をきちんと表現しないといけない。自分のパワーがどんなふうに見えるのかを想像して演じなければならず、VFX演出の方と話をして、どう見せるべきかなどたくさんのことを理解する必要がありました。一つのシーンを完成させるには多くの時間とエネルギーを必要とすることを実感しました」と振り返る。


「ロッテン・トマト」でマーベルのオリジナルドラマシリーズ随一の高評価を獲得!
「ロッテン・トマト」でマーベルのオリジナルドラマシリーズ随一の高評価を獲得![c]2022 Marvel

そして「本作を成功させることは、今後のMCUにも影響を与える」と改めて本作で主演を務めることの責任重大さを語るヴァラーニ。すでに第5話まで配信されている本作は、アメリカの批評集積サイト「ロッテン・トマト」で批評家の98%から好意的評価を獲得。これは現在まで配信されているマーベル・スタジオのオリジナルドラマシリーズのなかでもっとも高い評価だ。まさにヴェラーニをはじめとしたキャスト・スタッフの努力が身を結んだ結果といえよう。

現在世界中で大ヒットを記録しているMCU最新作『ソー:ラブ&サンダー』(公開中)や、次なるオリジナルドラマシリーズ「シー・ハルク:ザ・アトーニー」(8月17日配信開始)など、まだまだ拡大を続けていくMCUの世界。今後のミズ・マーベルの活躍ぶりに期待しつつ、まずはまもなく配信となる最終話を見届けよう!

文/久保田 和馬

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